150424
毎回このホールで開催されるシリーズも第7弾。記念すべき1回目から全公演を見ているのが、ちょっとした自慢。まぁ歩いていけるホールということもあるけど。
ところで、このチラシだが、いつにない出来栄え。どうも今年から主催/企画制作をMIYAKOUJIMアートガーデンというところに変更して、結構金をかけて、ヴァージョンアップした印象だ。昨年は、前半にアリアやイタリア民謡を並べ、後半にメノッティの「電話」という構成だった。
今回は「メリー・ウィドウ」の主要曲はをほぼ全曲カバーする舞台で、昨年のキャストに坂井田真実子さんが加わるという豪華版。このシリーズでは最高の出来栄えだろうと思う。そして、相変わらず太田麻衣子さんの演出の冴えが見事。キャスト全員が芸達者ということもあり、抱腹絶倒の舞台となった。
坂井田さんは昨年1年ウィーン留学だったので、久しぶりに拝見し、聴かせてもらったが、一段とパワーアップしていて、本当に素晴らしい!ヴァランシエンヌといい、3幕の「グリゼットの歌」を、例のカンカン踊りのスタイルで、しかも一部金山京介と演じてやんやの喝采。彼女のサービス精神には改めて感心しきりである。
川越塔子さんも、昨年の電話の時より、今回の方が輝いている。天性と思われる透明感漂う声質には魅了されっ放し。
同様に、金山京介さんも、1年でかくも違うかと思うほど、特に高音域の発声に思わずBravo!!!
大山大輔さんは、つい先日紀尾井ホールで第九を聞いたばかり。歌唱も演技もまさに円熟の極みというところか。今回は台本構成も担当。
ピアノ伴奏とプロデューサー兼務の吉田貴至さんも、いつものことだが、演奏の傍、寸劇にも参加して結構場内の笑いを取っていた。
終演後はいつもとは異なるスタイルで、ファンに挨拶する出演者。全員が着席で、ファンと交歓。途中からサイン会のようになっている。
誰にも気さくで、チャーミングな坂井田真実子さん。カメラを向けるとすぐさまこのポーズ。
#17