ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「第九」本番の日

131207 幸い、朝から好天に恵まれた。ついに、この日がやってきた。

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 10時半には控え室へ。⬇

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男性控室で出番までスタンバイ。まだ楽譜を見ている人の姿もチラホラ。15時開演で、直ちに、舞台裏へ。エグモントを聴きながら、待つことしばし。マエストロが舞台裏へ引っ込むと同時に我々は舞台へ。

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⬆終演時に姉が撮影した写真。喝采を受けるソリスト陣。全体にかなり速い演奏と思ったが、どうも後で話をプロたちから伺うと、それがベートーベンが指定した速さらしい。確かに、全体で70分ぐらいを要していた。

終演時、もう少し感動が押し寄せるかと思ったが、ゲネプロがあったせいかどうか、それほどでもなかったのは我ながら意外だった。

マエストロも、オケも、ソリストたちも、それに合唱(東混)も一流で、料金も手頃だったのに、入りは期待したほどでなく、2階席には空席が目立ったのは、残念至極。まさかアマチュア合唱団が加わったていたのがその理由とは思いたくないが・・・。

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 終演後の小ホール。大田区主催で開かれたレセプションで挨拶されるマエストロ梅田。なかなか軽妙なスピーチだった。

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合唱指導を懇切にしていただいた山田茂先生。本当にお世話になった。団員、皆から慕われまくった。

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ソリスト陣も順に挨拶された。(バリトンの福嶋明也さんは不参加。)最初にマイクを握った日比野幸さんは大田区生まれ、大田区育ちのバリバリの大田区ッ子だ。それだけでも親しみが湧くというもの。

左端の小原啓楼さんも見事な歌唱を披露されたが、なんとサラリーマンをなさって、27歳で、本格的歌手活動を開始されたという、ま、言わば遅咲き。社会人経験あるだけになのか、天性なのか、トークがまた頗るお上手。

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 アルトの中島郁子さんと。厚かましくもこのポーズだ。

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両端も今回抽選で選ばれた特別編成合唱団の団員。日比野幸さんと。一世一代の晴れ姿。(冥土の土産にはまだちょっとだけ早い。)

かくして、6月に選考され、7月に説明会、そして8月から4ヶ月余りの猛訓練に耐えて迎えた本番もあっけなく終わってしまった。もっと歌っていたい、というのが皆の共通する気持ちだろう。合唱活動を日頃している団員も少なくなかったが、そうでない者にとっては、虚脱感がそれだけ大きいようだ。

レセプションの後に、指導していただいた先生方をお招きして、団員有志による打ち上げ、更に二次会としてカラオケ、更にその後、喉を潤すための三次会を経て、帰宅は0時半。日頃、午前様と酔っぱらいに殊更うるさい家族も、今日は特別の日、暖かく迎えてくれた。