180719
兄が所属する美術愛好家団体のグループ展へ。毎年、春と秋、2回開催され、この機会に、姉兄と会っておしゃべりするのがこのところ習わしに。前々回は姉が急に具合が悪くなり欠席、前回は、あろうことか、なんと愚亭(愚弟?)がすっぽかすという失態をやらかしたので、3人揃うのは久しぶりだ。
飽きもせずというと怒られそうだが、飛行機が主人公の作品を制作し続けている。
今回も2点が飛行機ということになった。
「エンジン始動準備」セスナのエンジンを始動させるメカニック。翼の線、交錯するプロペラの縦方向の線の構図がいい。下でサポートするように人物が巧みに配置されており、とりわけ真ん中の女性メカニックの折れ曲がったポーズが効果的。さらに、車輪止めの赤がうまくアクセントを効かせている。
天井からの蛍光灯の映り込み回避のため、斜めになってしまったが、この作品、以前にも出品してあったと思ったら、微妙に異なるとのこと。そう言えば色の配置も色の系統も違っている。こういう作品は、まさに自由で描いている方も、見ている方もいろいろ想像できて楽しい。
兄は長年、整備一筋だったので、こうした場面には一方ならぬ郷愁を感じるようである。以前にも出品した作品。手前に大きく広がるエンジンのメカ感がいい。ヒコーキ野郎はこうした作業に一般人には計り知れぬ責任感と同時に充実感を味わうのだろう。