170326
兄の趣味の一つ、アマチュア絵画クラブの発表会が今年も銀座のギャラリーで開かれ、姉と一緒に見に行った。生涯のヒコーキ野郎だから、今回の作品も飛行機が主役である。
これまでのいかにもメカニック然としが絵柄から一転、洋上の水上機の翼から海に飛び込む人たちを描いた、珍しい作品。なんでも友人から入手したモノクロ写真を元にしたらしいから、色はもちろん想像で創り出したもの。彼方に沈みゆく夕日に染まる空の色と、海の色がうまく描き分けられている。
それにしても、水上機の翼によじ登ること自体、大変だろうに、そこから翼の上を走って海に飛び込むって、なんとも奇想天外である。元の写真は英国のフィナンシャル・タイムズ掲載ということだから、彼らはイギリス人かも知れない。いろんな想像が膨らむ一点。
この後、銀座4丁目角に最近できたライオンでビールにありついた。毎回、こうして絵画鑑賞にかこつけてのいっぱいが楽しい。今日は満州時代、大阪時代が中心の大昔話に花が咲いた。