190303
昨年9月末から半年近く練習にかけた公演がやっと本番を迎えた。生憎の雨模様の中、会場へ。7時半開演でも合唱団の集合時間は1時半!出番まで6時間もあるのだ。(実際に歌い始めるのは8時45分!)その間、声出しやオケ合わせ、入りハケの練習はあるものの、アイドルタイムが中途半端に長いのが辛いところだ。しかも合唱団専用の控え室などないのがこのホール。各自それぞれどこかにスペースを探して三々五々過ごすことになる。
核になる団員たちの間で、「復活」歌いたいね、という声が上がり、そして立ち上げたという合唱団だから手作り感、満載。低予算ゆえ、チラシも一味違う。最終段階では加わってくるかと思ったトラも入らず、本番も参加費を支払ったメンバーだけで乗り切ったのは立派!
杉並公会堂は一度第九で舞台に乗ったことがあるが、舞台はオケでいっぱいになるから、合唱団は後ろの、いわゆるP席に陣取る。聴衆からすれば、奥の一段高い位置に合唱団ということで、きちんと声が届くのか、かなりの不安感。合唱団の指導者からは上にある反響板に向けて声を飛ばせと言われるが、そこまで器用にできる人がどれだけいるか。
ま、でも後で聞いた人たちからは、こちらが感じているほどのこともなく、普通に合唱も聞こえたとのことで、一安心。
今回は入場料無料ということで、知り合いにも随分声をかけたがのだが、それほどの反応もなく、しかも雨天ゆえ、ガラガラだろうと案じていたところ、8割以上が埋まっていて、ちょっと遅れた人たちは席を探すのに苦労したと後で知った。
お茶目な合唱指導者兼独唱者、ソプラノの浪川佳代が本番前のゲネで着席するや否や、スマホで自身の姿はもちろんのこと、すばやく周囲をすべて画像に収めると言う、アッと言わせる行動に出て、団員を笑わせた。その画像の一部を拝借した。
左端は金山マエストロ。新国劇の辰巳柳太郎風で、一見いかつい顔だが、冗談好きでひょうきんな方。
一旦、地下2階のグラン・サロンに戻り、一応解団式。次の公演についての発表があった。来年1月25日、中野ぜろホールでのブルックナー作曲「テ・デウム」。リキ・フィル公演にジョインするとか。5月末から練習開始だそうだ。今年は我が地元合唱団の演奏会が年末に控えていることもあり、参加は難しそうだ。
文中敬称略