ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

今日も本門寺へ

200608 今日も陽が傾く頃、本門寺へ。

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今まで気づかなかったが本堂の右片隅に変わった墓石の墓所を発見、英語表記の珍しいもの。近づいてみると、一部、雨水で読めなくなっているが、以下のような文字が。

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どうやら、1870年、江戸湾で難破した「オネイダ号」という船の無名乗組員を祀ったもののようである。検索すると、果たせるかな、以下のような詳細が判明。今年の1月に150年の慰霊祭が行われたようだ。

横須賀・観音崎沖の東京湾で1870年、米軍人ら115人が犠牲になった米艦船「オネイダ号」の沈没事故から24日で150年を迎える。節目となるこの日、記念碑がある横浜外国人墓地横浜市中区)で墓前祭が行われ、不慮の死を遂げた乗船者らに哀悼の祈りをささげる。

同船は帆と蒸気機関を備えた機帆船。米国の南北戦争で活躍し、数々の功績を挙げたことで知られる。

70年1月24日、米国に向けて浦賀水道付近を航行中に英国船と衝突、沈没した。船長のエドワード・ウイリアムズ中佐をはじめ水兵や機関員、航海士、海兵隊員のほか中国人調理員らが犠牲になった。日本人漁師らに救助された乗船者もいたという。

墓前祭は、横浜外国人墓地の「オネイダ号沈没乗船者記念碑」で行われ、米海軍や米国大使館のボランティアグループが主催。式辞を朗読し、花輪をささげて犠牲者に敬意を表する。参列者は過去、現在、そして未来と継続的な日米の協力関係を確かめ合う。

米海軍横須賀基地横須賀市)には2007年、「米国船オネイダ号 国際平和記念碑」が建立された。身元不明者らが埋葬された池上本門寺(東京都大田区)にも慰霊碑がある。