ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

池上本門寺周辺の散歩

200607  外出自粛は一応続けているが、コロナ前は連日のように外出していたのに、今や、家でひたすら座椅子でネットフリックスなどを見続けている。そうすると、運動不足からフレイル(だるい、眠い、やがて身体・認知機能低下を招く)状態に陥りがち。これを回避するには、家の中でのストレッチ、気功、腕立て伏せ、腹筋運動だけでは十分とは言えないので、せめて1時間は歩くことにしている。さしあたって、家の周辺の街並みはすっかり頭に入るほど歩き回ったので、やはり自然豊かなこの境内が一番いい。

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妙見坂もやはり100段あるので、下りでも結構きつい。両側に今を盛りと紫陽花が色とりどりに咲き誇っているのを鑑賞しながら、ゆっくりと降る。

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降り切ってしばらくすると、本門寺の山門に出る。

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左側通行で、見ていると上り下りを繰り返している老若男女が結構いる。若い人たちの足取りの軽さに羨望を覚えるしかない。ここの石段はあちこち修復の跡が見えるが、ほぼオリジナル、即ちおよそ1600年ぐらいのもので、加藤清正が寄進したと言われ、正式には此経難持坂(しきょうなんじざか)という難しい名前がついている。表面の凸凹がきつく、すこぶる歩きにくい。

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途中で、相変わらず紫陽花をめでながら、何度も休憩しつつ96段を上がる。その後、本堂を正面に見て右へ曲がると五重塔。さらにそこを左に曲がると、こんなものが。

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我々の年代であれば、悪役シャープ兄弟との対決を、まだ電気屋にしかなかった小さなテレビを遠くから夢中で見ていた懐かしい思い出がある。