ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

わくちん狂騒曲

210515 

今のところ、大田区から特に個別の連絡はまったくありません。ただ、区のホームページを見れば、ワクチン接種の手順や流れが詳しく掲載されていて、特に案じるようなことはなさそうです。

必要な量が確保されていて、いずれ全員に接種されることが分かっていながら、なぜかくも連日のようにワクチン接種を我先にと右往左往するようなニュースが流され、また周囲からもそうした情報が流れてくるのかよく分かりません。

さらに、接種すれば万能であるわけでもなく、またその効き目も半年程度とする説もあるようで、国民の7割程度の集団免疫獲得の暁に晴れて一定程度の自由な行動というか、飲み食いなどもできるようになるというのが事の真相のようです。とすれば、日本人が普通に外で会食したりできるようになるには、まだ1年近くは覚悟した方がいいような気がします。

そんな折、ほぼ東京の人口程度のギリシャでは、依然新規感染者数が日に2000人というのに、ワクチン接種者に限り入国を認めたということで、さっそくドイツから観光客が多数来訪というニュースがありました。観光立国の代表格で、入国を制限すればたちどころに経済に多大な影響を及ぼすため、政府もこの危険な賭けに出たのでしょうか。その結果がどうなるか、大いに気になります。

というのも、その規模の東京で五輪開催へのカウントダウンが始まって、これはもう慣性の法則で、誰にも止められないという人も。また、コンコルドの失敗と同じで、ここまで投資した金額があまりにも大きく、この際、失敗覚悟で、やらないよりやる方を選ぶというもの。国民の7割が中止すべしという世論の中で、強行しようという政府の魂胆、いずこにあるんでしょうね。