211010
つい先日も所沢でよく似た名前のコンサートに行ったばかりでした。前々日に、1998年のデビュー以来応援している村上敏明さんからご案内があり、急遽、行くことにしました。(後で知ったのですが、蕨の変電所火災で都心を中心に主要路線が大混乱でしたが、幸い、我が家の最寄駅と西国立間はすべて正常運行だったのは幸いでした。)ドアtoドアで1時間半(片道)でした。
出演者全員、よく知っている方々ばかり。今年二期会を退団した森谷真理さん以外、全員が二期会か藤原歌劇団所属のベテラン揃いです。ピアニストの河原忠之さんも含め、昔からもう何度も聞いているので、あらためて個別にコメントすることはありません。といいつつ・・・。
演奏曲目も、”よくぞまあ”というぐらい有名なものばかりオン・パレード!それにご丁寧に字幕も出していました。ついでに、進行役の森口賢二さん、余計なことはほとんど言わずに淡々とこなされていたのがよかったです。(どうでもいい情報;この人、音楽やってなければ、十種競技の選手になっていたらしいです。)
今回の席は2階の中央ですが、かなり奥、後ろから数えた方が早いという席でしたから、だからこそ、皆さんの力量がはんぱなく伝わりました。
どうしても触れたくなるのが森谷真理さん!!この人はもう間違いなく国際級であり、いつまたメトロポリタンから声がかかってもいいほどの歌手に成長されていますね。「勝ちて帰れ」も「愛の二重唱」も、もうちょっと表現できないほどの出来栄えでした。こんなに響くソプラノが日本人というのが不思議なほどでした。
もう一人、藤原を代表するソプラノと言っていい光岡暁恵さん、前にも聞いていますが、ルチア狂乱の場「香炉は燻りて」、完璧な超高音のコントロールには改めて驚愕の一文字。そして、宮里直樹さん。なにしろまだまだ伸び盛りという印象で、もう高音なんかいくらでも出ちゃう、というようで、しかも音色がとても輝かしいのです。期待しましょう。
大大満足でそそくさと会場を後にしました。