ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

久しぶりの狂言

220223 近くのホールでこういう演目をやってくれるのは、ありがたいことです。主催は大田区文化振興協会です。TOKYO OTA OPERA PROJECTでお世話になった協会です。

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一番下に体験ワークショップとありますが、小学生から50歳代と思しき区民(多分)10名が登場し、狂言師深田博治さんから基本的な狂言の所作振る舞い・発声などの指導を受け、聴衆も一部一緒に習いました。なかなか興味深い講座でした。

最初の演目、「萩大名」には野村万作が登場、軽妙で枯れた妙技に魅せられました。ちょうど90歳で、たまたま今日の朝刊に新たに日本芸術院の会員に選出されたという記事がありました。紫綬褒章受賞、人間国宝と斯界ではとっくに飛び抜けた存在です。

後半の「棒縛」では一人息子の野村萬斎が登場、これまた見事な演技を見せてくれましたが、彼の演技を生で見るのは3度目ですが、狂言では初めて。2演目ともずいぶん笑わせてもらいました。

ちなみにホール、今日はほぼ満席でしたが、大丈夫なんですかねぇ〜、こんなにいっぱいにしちゃって。