230702
4月に本番のあったマタイ受難曲でご一緒したのが縁で、リサイタルにお邪魔しました。
現在バリバリのマエストロである園田隆一郎さんがピアノ伴奏、さらにヴィオラ奏者、吉鶴洋一さんにも要所要所で伴奏してもらうという、かなり意表をつくような布陣も、彼女らしく大変個性的です。
↑プログラムの左側は歌曲をメインに、後半はオペラアリアとヨハン・シュトラウス2世の名曲中の名曲をラストに据えた構成も大変ユニークです。私はマタイ受難曲でしか聞いたことがなかったので、どんな風にこれだけ多彩なプログラムを歌われるか、興味津々でした。
とりわけ、ベッリーニの「夢遊病の女」からの超難曲のアリアには魂をゆさぶられました。前半とは別人のごときパフォーマンスには、会場からの喝采もすごかったのは当然でしょうか。
アンコールには、一転、会場の熱気を覚ますように静かな「初恋」(越谷達之助)を選んでいました。
終演後、王子ホールの1階ロビーに出演者がご挨拶に出てこられました。