121017 トーハク(東京国立博物館)の後は、都美術館へ。
今日は月一度の高齢者無料入館の日。さぞかしジィバァで込み合っていると思いきや、これが拍子抜けするほどガランとしてて、嬉しいやら寂しいやら。関心、薄い筈のないメトロポリタン美術館なのに、もったいない!
期待に違わず、名作オンパレード。ただ、章の分け方が、ちょっと違う方式、即ち「動物」とか「植物」、「空」、「水」という対象物ごとになっていて、多少違和感も。
人類4000年の歴史をうたい文句にしているので、絵画に留まらず、彫刻、陶磁器、工芸、写真、タペスリーなど展示物は多岐にわたって、全部で133点。たっぷり1時間はかかる内容。
やはり愚亭には絵画作品が一番見応えがあった。とりわけ⬆にあるゴッホの「糸杉」には圧倒された。序盤はクロード・ロラン、カナレット、ユベール・ロベールらの、いわゆるヴェドゥータによる理想風景などを展示して、見る者を奥へと誘う。なかなかシャレた導入部である。
フランソワ・ブーシェ「使者の派遣」
⬆ゴッホ 「歩き始め -ミレーに拠る-」
⬆ジョン・マロード・ウィリアム・ターナー「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会の柱廊から」
⬆オーギュスト・ルノアール「浜辺にて」
画像は、同館HPから