140807
今宵も定位置、1C5列11番で、小山実稚恵の世界を堪能。また、日フィルとボンマーの組み合わせも初体験。今日は小編成の日フィル、小気味よい音色は相変わらず。
実稚恵さん、かなり小柄だが、弾いている手を見ていると、失礼ながら、結構がっしりとたくましく、それが男性的な奏法になっている印象を受けた。
でも、表情は優しく大和撫子風で、挨拶する姿もとても謙虚で、恥ずかしそうになんども深々とお辞儀をするところなど、そうした性格なのだろう。好印象!アンコールに、「エリーゼのために」を弾いてくれた。珠玉の名演奏!
マックス・ポンマーはライプツィッヒ出身の78歳。カラヤンの薫陶を受けた人らしい。すっかり好々爺の風貌で、優しく包容力のある人柄の様子は、楽団員とのやりとりで、何となく窺い知れた。実際は頑固親父かも知れないけどね。鳴り止まぬ拍手に応えて、演奏したばかりのブラ2の3楽章をしんみり聴かせてくれた。嬉しいね。楽団員たちも、一刻も早く帰りたいだろうけど、じっと耐えて弾いて(吹いて、叩いて)くれました。DANKE!!
#39 (画像はウェブサイトからお借りしました。)