150624 副題に「ノー残業デーはオペラで乾杯!恋も仕事も全力で女性に贈るコンサート」となってたのが、小さく「男性も歓迎」とあったので、厚かましく覗いてみた。なるほど日生劇場1階のフォアイエは、若い女性が8割の盛況。開場時間の17時15分に着いたら、1階席は満杯、辛うじて2階のバルコニーのようなところに、席を見つけた。
⬆︎開場時間を少し過ぎていただけで、この状況。
2階ロビーも正面最前列はそろそろいっぱいになり始めている。
これは11月の本公演を控え、日生劇場が二期会の協力を得て企画したもの。ま、バンセンでしょう。従って、入場無料。そして、100円で、ドン・ジョヴァンニの中で絶賛されるマルツェミーノ・ワインが賞味できるという趣向。ちょっとランブルスコに近い弱発泡性ワイン。ランブルスコよりすっきりしている。
ま、それはともかく、ダブル・キャストの中でA組、B組入り混じっての競演。ツェルリーナ(見角悠代 11/14)一人に、ドン・ジョヴァンニは二人(加耒徹11/14、池内響11/15)という組み合わせで、めったに見られない演唱で、案外楽しめた。
アリア「ぶってよ、マゼット」(ツェルリーナ)Batti batti (バッティ、バッティ)が「ぶってよ」に音が似ていて愉快、
カンツォネッタ「おいで窓辺に」(ドン・ジョヴァンニ)、
「お手をどうぞ」(二重唱、今日は三重唱?)、
アリア「酒だ、宴会だ」(ドン・ジョヴァンニ)
見角さん、相変わらず美しい響きで、調子良さそう。バリトンのお二人、意外に声質が似ていることに気づいた。既に本公演のチケットは入手済みだが、実際に聞けるのは、今日の出演者では池内さんのみ。従って見角さん加耒君は、今日聞いておいてよかった。