170501
知り合いのソプラノが出演することを偶然フェイスブックの記事で知り、とりあえず、彼女の出番、それも後半だけ聞きにアプリコへ。
田中由佳さんの第3部最初の出番は間に合わず、受付のモニターで聞くしかなかった。その代わり、彼女がトリを務めることになった、ヴェルディの歌劇「ドン・カルロ」から、エボリ公女が歌う「ヴェールの歌」(Canzone del velo,またはNei giardin del bllo)はしっかりと鑑賞できた。
これはメッゾのアリアだから、ソプラノの由佳さんには多分低音部は手に余ったことだろう。なんでも、当日はソプラノ歌手ばかりだったこともあって、敢えてこの歌を選曲したとか。それでも、中音部のアジリタなど、なかなか聞き応えがあった。
彼女、一月に渡伊、トリノでイタリアが誇る名花、バルバラ・フリットリの5日間のコースを受講し、一皮むけたようだ。今日の歌唱に進化の跡が窺がわれたように感じた。
田中由佳さん以外には3人しか聞くことが出来なかったが、いずれも立派な歌唱ぶりで、この団体のレベルの高さが窺がわれた。
この小ホールの舞台には全員が乗り切れないほど。一番左側に当演奏会の企画・指導に当たられた主宰者、阪口直子さんがいるのだが、撮りそこなった。生憎、愚亭は知らなかったが、アルトの世界では、かなりご活躍されている方とか。この団体名も、彼女の発案らしい。実にいいネーミングである。Serenaには澄み切った、晴れ渡ったという意味があるからね。Liricaは詩・歌全般も意味するが、一般的にはオペラを指すことが多い。
集合写真撮影のあと、ロビーに出て来てもらって、一枚撮らせていただいた。
#18