ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~」

180514 STRONGER 監督:デビット•ゴードン・グリーン 原作:ジェフ・ボーマン

f:id:grappatei:20180514211043j:plain

実話である。例のボストンマラソン爆破事件で、爆発の至近距離にいて、両脚を失った男の話。

恋人や家族、友人の支えで、なんとか立ち直るまでの過程を丹念に描いている、まあ、一種の感動ドラマで、不覚にも何度かウルウル。

同じ事件を扱った「パトリオット・デー」は、犯人を挙げらまでの地元警察官を主人公にしたドラマで、視点が対照的ながら、どちらも良く出来ている。

膝から下を失った主人公、ジェフを演じたジェイク・ギレンホールが冴えた演技をみせる。太い眉の下の独特の大きな目玉が大活躍!

事件後、当然ながら塞ぎ込み、ほとんど声を発しないだけに目の動きがポイントになる。その意味でも見事なキャスティング!

それにしても、このところ毎回触れているが、CG映像の飛躍的進化で両脚を失った男の動きを、なんの違和感もなく見られることの凄さよ!

f:id:grappatei:20180515101408j:plain

ジェフ本人とのツーショット。

なお、ボストン ストロングとは、「ボストンよ、強くあれ!」と、ボストン市民が自らを鼓舞するための合言葉で、あちこちにバナーや垂れ幕にこの言葉が見られる。

 

#37 画像は、IMDbから。