180603
うだる暑さの中、アプリコ大ホールへ。今日も熱中症を警戒して、いつもあるくところをバス移動に切り替えた。
7割ほどの入り。前から5列目の左セクション右端というお好みのポジション。だが、前にも経験があるが、ギター表面の照り返しが意外にきつくて、まぶしい思いを何度か。
必ずしも馴染みのある曲目ばかりではなかったが、これぞスペインという雰囲気はたっぷり味わえた。アンコールはカタロニア民謡「鳥の歌」。(後のおやじが知っている旋律が出たので嬉しかったのか、ハミングするから、参った!(尤も、すぐ制したけどね。)ときどき、こういう不届きものが出るのは困ったものだ。
舞台後ろのスクリーンにスペインの名画を次々に映し出す趣向は悪くない。案内人の浦久俊彦が、部分的には解説するのだが、せっかくそこまでやるなら、できれば、映し出したすべての画家とタイトルぐらい出してくれればなお良かったのに、ちょっと残念。
「アルハンブラの思い出」の演奏後、多少時間を使って出演者二人にインタビューが。このギタリスト、そのアルハンブラに行ったことがないと聞いて、少し驚いたが、その後、若いチェリストのお嬢さんが、アプリコホール、そう言えば、アルハンブラ宮殿のように感じます、とか言い始めて、「ハァッ?」
折角、案内人がアルハンブラ宮殿の話をしようと思っていた(と思われる)のに、アプリコ大ホールがいかに素晴らしいホールかという話にすり替わっていったのは、いささか・・・。
演奏自体、お二人とも、文句なしに素晴らしかった。
#37 (文中敬称略)