220307 昨日は近くのホールで大田区合唱連盟主催の「春のコンサート」がありました。コンサートと言っても合唱だけですが。昨年も同じ企画があり、流れています。連盟主催の合唱祭やコーラスフェスティヴァルはこの2年でことごとく流れていますし、さらに遡れば3年前の合唱祭は台風で中止されたので、昨日の連盟理事長の挨拶では全部で9回、こうした合唱のイベントが中止になったということになります。
ということで、ほんとうに久しぶりの生の演奏となりました。当初、出演団体が10以下なら開催しないという情報もあり、ぎりぎりまで戦々恐々としていたのですが、最終的に7団体だったのですが、なんとしても、という連盟の強い意志が開催を決定したのでした。
わが「大田区民第九合唱団」の出番は4番目、ちょうどお昼前という時間帯でした。全部日本の歌だけで、浜辺の歌、箱根八里、早春譜、まちぼうけの4曲でした。出演団体が少ないこともあり、いつもの倍以上の15分が持ち時間でした。
20年以上も前に結成されたこの団体ですが、普段は宗教曲をメインに歌っていて、サブに日本の混声合唱曲も歌うという特色があります。でも、今回は時節柄、多少軽めの選曲にしました。
コロナ第1波を除けば、細々、恐々ながら限られた人数でずーっと練習は続けており、このコンサート開催情報が伝わって以来、集中的に林光編曲の抒情曲集を練習してまいりました。
いつも本番を振っていただくマエストロの都合がつかないので、今回初めてヴォイストレーナーの猪村先生にお願いしました。合唱団の指揮はしたことがないと、当初は渋っておられたのですが、当方の粘りに負けた形で、引き受けていただいたのも大いに団員は勇気づけられました。
今回会場となった池上会館は我がマンションから数分のところにあります。いわゆる多目的ホールで、音響などなど期待できなのですが、この際、そんなこと言ってる場合じゃありません。
うちの合唱団の出番は4番目。入場時、団長から一言しゃべるようにと急遽、連盟側から指示があり、仕方ないので2分ほど団の練習の様子など聞いてもらいました。
そして1曲目、「浜辺の歌」から4曲目の「まちぼうけ」まで歌い継いで、退場。先生も練習時とは異なり、本番ではマスクを外して、口を大きく動かしながら団員へのアイコンタクトをとってもらい、あっという間の15分でした。自分では、上手く歌えたと思いましたが、先生からも過分な褒め言葉をいただきました。
他の合唱団の熱唱を聴き、3時半におひらきとなりました。どちらさんもお疲れ様でした。やはりいいですよ、生で舞台上で歌えるのは。マスク外して歌える日がいずれ訪れることを願いながら、打ち上げもなく、散開となりました。