230422
ポーランド人のマエストロ、登場するや大喝采。そんなに人気あんの、この人?と自問。演奏が始まると、なるほどと自答。要するにかっこいいのです。長身足長で、指揮台での所作一つ一つが洗練されているのです。まずは外観に反応したような今日の客層かと思いました。
次に登場したピアニスト、ヤン・リシエツキがまたそっくりの体型!いちおうカナダ人ではありますが、名前からして東欧出身で間違いなさそうです。今日は東欧出二人の紡ぐ音色を聞かせてもらいました。ついでながら、今日の首席奏者、グレブ・ニキティンはロシア人です。
愚亭が愛してやまない「新世界より」は何十回聞いたか分からないほど大昔から繰り返し聞きに行っていますが、今日の演奏はかなりこれまでのものとは違って聞こえました。音の矯めとでもいうんでしょうか、それが独特で、一般的に演奏されるものに比べ逆のイメージを感じました。指揮者によって同じ楽曲でもかなり違った聞こえ方をするのは主にこういうところの違いなのでしょう。
それと、例の「家路」のテーマ、1番の聞かせどころですが、一瞬コール・アングレがどこで鳴っているのか分からず、視線がさまいよいました。実はこんな高いところだったんですね。
なんと5回席です!
ウルバンスキ、鳴り止まぬ拍手に応えて何度も出てきたのですが、客がほとんどが出て行った後にも舞台にもどる大サービス!