230904 最近、自分たちの合唱団の定期で歌ったばかりの曲ですが、今回のはすこしヴァージョンが異なるのと伴奏が古楽器ということで、大いに感心がありました。これにも出演する合唱仲間からお誘いを受け、いつものようにホテル・ニューオータニを端から端まで突っ切ってホールに参りました。
相違点は、ラクリモサの後にアーメン・フーガという1曲が追加されることです。詳細は、少し長いのですが、配布資料を以下に貼ります。当日、この点を中心に演奏前にマエストロから15分に亘って解説がありました。
アーメン・フーガが加わったことによる違和感はありませんが、特に入れなくてもいいかな、という程度の感想です。
今回、伴奏は古楽器によるもので、この点も興味がありました。現代楽器に比べ、全体に音量が下がるので、合唱もそれに合わせて、かなり音量を絞っていました。同時に、ゆっくりめで、アーメン・フーガを加えたこともありますが、55分でした。
古楽器を揃えるというのは、なかなか大変なことだと思います。特に目立ったのは2本のバセット・ホルンで、途中で曲がっているのが大きな特徴です。他にもナチュラル・トランペットです。これはピストンがないので、倍音とあとはリッピングという技術で音を変えるようです。これが2本、反対側にはスライド・トランペットがやはり2本。ポジティフ・オルガン、古楽器ティンパニー、あとは弦ですが、古楽器用の弓を使用し、ヴィヴラートはかけません。したがって、音量は限られというわけです。
チューニングには、現代楽器より長く慎重に時間をかけていたのも特徴でしょうか。あの時代の演奏は、こんな感じだったのだろうと想像しながら聞くのも楽しかったです。
終演直後です。
ソリスト陣、下手の舞台前面に
鷲尾麻衣さん始め、ソリストさんたちも、みなさん素晴らしかった!おつかれさま!