231227 仏 TVシリーズ 2016 シーズン1、全6話 各54分
ずーっと英国製刑事ものを見てきましたが、フランスのは久しぶりです。フランスでもパリ市警が舞台となると、やはり味わいが異なり、なんとなしにオシャレ感が漂います。
主人公、アレックス・ファルコを演じるサガモル・ステヴナン(姓も名も割に珍しいでしょう)がいいです。初めて見ますが、上背はないのですが、やたらかっこいいのです。いかにもフランス人然としています。
このファルコが第1話で捜査中にいきなり頭部を銃撃され救急搬送されるところから物語は始まります。そして22年後、長〜〜い昏睡から奇跡のお目覚め!!
こんなこと、実際にはありえないと思いますが、1990年公開の、ロバート・デニーロ主演映画「レナードの朝」は30年の眠りから目覚める話で、しかも実話をベースにしているということですから、ありうるのですね。
そして空白の22年間に、愛する妻は職場の同僚と再婚、事件当時1歳だった愛娘は年頃の22歳、そして新たな義父と幸せな生活を営んでいるのです。辛すぎますよねぇ。嫌なのはこのフィリップという検視官がまた優しくいい男でねぇ。これは手強いです。でも、シリーズ1ではそこまで描きませんが、おそらくファルコとよりを戻すでしょうね。
厳しいリハビリを繰り返し(この場面の描き方が面白かったし、分かりやすかった)、元の部署に復職します。事件当時相棒だった警部のはからいなのですが・・・。
いくつかの事件を独特の嗅覚で解決してみせ、最初はうんざりしていた若い相棒もファルコの実力は認めざるをえず、心を開いていきます。と同時、ファルコに事件当日の記憶が戻っていきます。誰が自分を銃撃したのか・・・衝撃の幕切れ。シーズン2の公開が待たれます。