240129 米 CRY MACHO(マッチョよ、泣け!なのか、思いっきり泣けか)2021 1h44m 監督・主演:クリント・イーストウッド
齢(よわい)90にして、自ら監督、主演ですよ、これって凄すぎません?もう、それだけで見ましたし、ある意味、泣けてきますよ。ご本人はもちろん毅然と動いているのでしょうが、90なりのよぼよぼ感は隠せません。若い頃の姿を知っているものにはそこを見ているだけで胸を打たれます。
ウディ・アレンやクリストファー・プラマーもかなりの高齢まで監督したり演技してましたが、クリントさんは別格でしょう。これが多分遺作ということになるのかも知れませんね。
話は単純、明快で、特にひねりもありません。以前、自分を雇ってくれていた牧場主から、今はメキシコにいる息子を、アル中の母親、つまり牧場主の元妻から引き離してテキサスまで連れてきて欲しいという依頼を受けた元ロデオのスター、クリント・イーストウッド扮するマイクが難行苦行の末、国境に辿り着き、約束通り牧場主にその息子を無事引き渡すというお話。この息子が買っていた闘鶏用の雄鶏の名前がマッチョというわけで、映画の中で演技するから、ちょっとびっくりです。
この後、主人公の行動が気になります。多分、メキシコでとても親切にしてくれたダイナーの女主人の元に、戻るのを予感させる筋書きです。