ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「わが父わが子」@AmazonPrime

240403 Untel père et fils (この父にして、この子あり)仏 1940 1h53m 監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ主演:レイミュ、ルイ・ジューヴェ、ミシェル・モルガン

1889~1939の50年に亘る家族の物語。モンマルトルに住む一家、背景に映るサクレ・クール大寺院はまだ工事中です。

この一家の3代にわたるお話ですが、この時代なんとフランスは3度の大戦に巻き込まれます。したがって、この一家も常に巻き込まれ成人男子は従軍しては戦没か負傷するという運命なのです。

そんな中での、ありふれているけど、家族愛に満ち溢れ、情感に満ちた展開で、胸が熱くなります。

本作に出演したミシェル・モルガン、4作目の作品で、この時20歳。すでに大女優としての地位をほぼ確立しているようです。誘い込まれるような眼が印象的な女優です。

この作品の頃でしょうか、美貌が輝いています

酷かもしれませんが、これが晩年の姿。

これは、一昨年亡くなった愚亭の一番の親友、I君が若かりし頃、ミシェル・モルガン邸に招かれた際の写真。背景の絵はどうやらラウル・デュフィの作品のようです。