ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「DUNE/デューン 砂の惑星」@AmazonPrime

240411 米 2h35m 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

こういう作品は映画館の大きなスクリーンで見てこそでした。配信で見れば、興味、多分半減すると思います。現在はこれの続編を上映中ですが、ま、いいかな、という感じです。

ちなみに原作は未読。ついでに第1作、1984年、あのディーノ・デ・ラウレンティスが製作に乗り出したデイヴィッド・リンチ版、未見です。名匠リンチの作品とは思えぬほど、大味で荒っぽい作品として、すこぶる不評だったようです。予告編を見ましたが、まあ、そんな感じ。

SFの名作に数えられるのでしょう。ストーリーは、ぶっちゃけ、どうでもいいという感じです。映像と音響の素晴らしさに酔えれば十分。

アカデミー賞、7部門も受賞していますが、作品賞、監督賞、俳優賞もなく、すべて撮影賞や美術賞など、技術部門のみというのも珍しい現象です。

主演のティモシー・シャラメがいいです。シャラメは確かに美貌です。どちらかと言えばジェラール・フィリップに近い美貌で、美男俳優として誉高いアラン・ドロンとは別系統か。他にも↑に見られる豪華な顔ぶれです。なんとシャーロット・ルンプリングさんが教母役でご出演!でも、ヴェールなどで覆われていて、さっぱり分かりませんでした。もったいない!

登場するメカが面白かったです。なかでもバッタのような飛び方をするヘリコプターもどきの飛行機がよくできていて、眼を見張りました。こういうのに興味をもってみるのもSFの楽しみ方の一つでしょう。