190110
これだけゴージャスな出演者が並んでいるのに、やはり正月明け、しかも平日の昼間という悪条件ゆえに、客の入りは6割程度。ま、これも主催者は覚悟の上のことだろうが、ちょっと出演者には気の毒だった。
出演者は馴染みの方々だが、メゾの小野美咲は初めて。ドイツ在住ということなので、無理もないのだが、聞けばソプラノの鷲尾麻衣とは芸大の同級生とか。さすが首席卒業というだけあって、上手い!!
坂下忠弘は、以前聞いた時より全体に丸みを帯びたしっとり柔らかな発声で、かなり高音の出るバリトン。コルンゴルト、「死の都」から”ピエロの唄”は絶品。鷲尾麻衣と村上公太はなんども聞いているので、あえてコメント不要。
アンコールは、「メリー・ウィドウ」から有名なワルツ。因みに、伴奏の河野紘子は前回(18.4.17)も登場している。
このシリーズ、前回は昨年の4月で、その時は小林沙羅(ソプラノ)と望月哲也(テノール)で「椿姫」のハイライトなどを披露したが、その時も進行を務めた浦久俊彦が、今回も曲目の解説や、出演者へのインタビューをした。一般的には余り知られてないような詳しい裏事情を紹介してれく、大いに楽しめた。
#2 文中敬称略