ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

超過密な1日に

231119 午前中、来るべき大田区合唱祭を3週間後に控え、地元の合唱団で歌う予定のVivaldiのGloriaを練習。一旦帰宅して、午後は同じ蒲田中学の音楽室で1月本番のカルメンの練習。さらに夜は一駅離れた川崎へ行き、ミューザ川崎でジャズを楽しみました。

同ホールでは、今夏のフェスタ・サマー・ミューザで一夜だけジャズのプログラムが含まれていて、チケット購入済みでした。ところが、後から合唱練習が組まれたため、泣く泣く1部だけ30分ほど聞いて練習会場に向かったというほろ苦経験があり、今回はまあ、そのリベンジという次第。

という触れ込みでしたが、第1部の主役たちが来れなくなったため、入れ替えたプログラムがこちらです。

怪我の功名かどうか、もちろん判断できません。ま、でもこの代案、私にはまったく問題ありませんでした。しっかり楽しめましたが、この山中千尋さんて、検索したら、すごい人であること、よくわかりました。桐朋学園に学んだそうですが、桐がご縁なのか、栃木県桐生市出身で、それゆえ、エンディングにしばしば八木節をアレンジしてさりげなくまぜまぜにして弾いています。今夜もすぐに分かりました。

この方、さらにアメリカのジャズの登竜門みたいなバークリーを首席で卒業したとありますから、やはり並の才能ではないこと、はっきりしています。冒頭、ご挨拶の中で、今日はこの会場の中にいたはずなんです、と。チケット買っていたらしいです。それで主催者側もこの日は絶対に演奏スケジュールは空いているとみて依頼があったとか。ちょっと笑えますね。

さてお目当てのエリックさんですよ、すごかったのは。この人、以前なんどか生で聞いています。いわゆるハイノート・ヒッター、つまりメチャクチャ高音を鳴らすことで、若い頃から国内のみならず世界で知られたジャズマン。すでに60を超えましたが、今宵もその高音にしびれました。

また率いる楽団の顔ぶれがすごかった!宮本貴奈さん他、↑のチラシで青くマークしているのが私が以前から知っているプレイヤー。知らなかったけど、今回魅了されたのがピンクに塗った山崎千裕さん。この人の来歴を見て、なるほどと合点が行きました。ま、エリックさんが選び抜いたプレイヤーたちだから、全員すばらしいのは当然ですが。

最後に一人一人のソロがはいる曲を演奏して終演。いつもだと、これだけハードスケジュールの最後ですから、結構ヘトヘトなんですが、今日はジャズ効果か、足取りも軽快に帰途に着きました。