250913

興味があったので、かなり早くから予約していました。2時間を超える内容は大変濃いもので、会場もほぼ満員でした。後で知ったのですが、結構著名な指揮者や歌手の方々もいらしていたようでした。愚亭は、一時体調不良で長らくコンサートやオペラを封印していた元職場の先輩にばったりお会いできて、幸いでした。

マエストロ柴田には、つい先ごろ公演があったばかりの「マノン・レスコー」でも直接合唱指導もいただきましたが、コロナ禍の21年夏に大田区主催の「オペラ・ガラコンサート」(下丸子プラザ大ホール)でもお世話になりました。
なかなか面白く、時にひょうきんな語り口で聴衆の心を上手にとらえます。冒頭、生い立ちなども含めご自身の紹介をされました。

⬆︎ざっとこのような内容で進みました。NISSAY OPERAについては、略歴にもあるように演出家のローマっ子、粟国 淳氏が劇場の芸術参与に就任されていることもあり、同氏が主にお話しされていました。ちなみに今回のメインテーマでもあるマスネーのオペラ「サンドリヨン」の演出は同氏ではなく、広崎うらんさんが担当されます。
アンコールも含めて合間に3曲ほど有名なアリアをソプラノ鈴木玲奈さんが歌われました。私が初めて聴いたのは多分5,6年前と思うのですが、格段にお上手になっておられ、体型的にもオペラ歌手というイメージが鮮明になっているように感じました。
質問コーナーでは、先日マエストロが振ったプッチーニの「マノン・レスコー」と、マスネー作曲の「マノン」の違いはどのようなものかと。マエストロ柴田は実はマスネーの方は振ったことがないので、うまく答えられなかったのですが、代わって粟国氏がお答えになっていました。
また演出家と指揮者の考え方に食い違いがある場合はどう対処するかとの質問にはお二人でうまいことお答えされていました。よくあり得ることで、相互に議論を深め、落とし所をみつけるという、まあ至極当然のお答えでしたが、この辺り、なかなか興味深かったです。
この後、コール・ラームスール合唱の初回練習(マーラーの「復活」と平林 遼作曲「神秘の存在証明」)が江東区で予定されていたので、西大島へ移動、駅近で軽く夕食して練習に臨みました。最近、1日に二つ予定を入れるのがちょっときつくなりつつあります。帰宅は10時半でした。