ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2013-01-01から1年間の記事一覧

「グランド・イリュージョン」

131122 原題:NOW YOU SEE ME この邦題はなかなかセンスがいい。米仏合作 116分「監」フランス人のルイ・ルテリエ(40) 壮大な魔術(だからグランド・イリュージョン)で、大会場を湧かせただけでなく、世間を騒がせFBIとインターポールから追われる4人組…

「マラヴィータ」

131121 原題もMALAVITA(悪の世界、犯罪社会、この作品では犬の名前にも使われているが、愛犬になんという名前をつけるかねぇー)製作総指揮にマーティン・スコセッシ、脚本・監督にリュック・ベッソンと来りゃ、面白くない筈はない。 原作の「隣のマフィア…

「ハンナ・アーレント」

131119 原題:Hannah Arendt ドイツ映画 114分 [監][脚]マレガレータ・フォン・トロッタ [出]バルバラ・スコヴァ 頗る暗く重い作品だが、まことに力強い。それは、主役のハンナ・アーレント(1906-1975)そのもの。自らもユダヤ人として迫害を受け、ナチスの手…

「悪の法則」

131118 原題:COUNSELLOR さすがリドリー・スコット、ちょっと分かりにくいけど、洒落た作品。また出演俳優陣が豪華。言わばチョイ役にブラピやブルーノ・ガンツをもってくる辺り、さすがだ。 主役、カウンセラーと渾名で呼ばれる有能な弁護士は、恋人ローラ…

「青島広志講座 《ベートーベンと友達になろう》」@アプリコ小ホール

131116 先生の講座はもう何十回と聞いているが、いつも感心しきりで、帰路につく。先生の音楽に対する情熱と、この道、半世紀を超える方に失礼を承知で申し上げれば、その博覧強記ぶり、引き出しの多さ、多彩さには脱帽あるのみ。 前半はオペラの歴史を大雑…

マンションでの消防訓練

131116 年一回、マンションのすぐ裏手にある市野倉消防署から消防士が来てくれて、消防訓練があるのだが、初めて参加してみた。 まずは簡易担架で、動けなくなった人を運び下ろす訓練。3人ないし4人掛かりで持ち上げて運ぶ。これは一定の力さえあれば、特…

兄の絵画グループ展へ

131115 兄が属する水美会と称する絵画クラブのグループ展が、今年も道玄坂ギャラリーで開催されたので、姉と見に行った。今年は小品だからと3点も出品。 兄が全日空に入社した頃の整備の模様。前景のプロペラ内部の複雑なメカがよく描かれている。 これは、…

やっと「ターナー展」へ

131114 快晴の今日、某新聞社からいただいた招待券を持って、上野へ。お昼時を狙えば多少空いているかと、12時少し前に入館。まったく列は出来ていなかったが、中はそれなりに。ガラガラからはほど遠いが、それでもうまく回れば割に楽に見ることができた。…

「マラケシュ会」秋の夕食会@DA PEPPINO

131113 数年前にモロッコへ行った折に仲良くなった連中との会食、今回は幹事のMS氏がここを手配してくれた。 有楽町のマロニエゲート10階にあるイタリアン、ダ・ペッピーノ。 選んだメニューは@¥4700円のコース。(飲み放題込み)料理、質量共に申し分なし。…

「緑の光線」

131112 原題もRAYON VERT(緑の光線)フランス映画 1986年作品 監督のエリック・ロメールは1920年生まれ。2010年、90歳目前で没した。ヌーベル・ヴァーグの支柱になったとされる人物。名前がEric Rohmerとドイツ風だが、ナンシー生まれの仏人。 ⬆この作品の…

「3人のアンヌ」

131112 原題は韓国名につき、表記不可。2012年の韓国映画。ヨーロッパでもそれなりに人気があるというホン・サンス監督作品。どこかとぼけた、ひょうひょうとした作品。 映画学校の学生ウォンジュが、仏人のアンヌを主人公にした3本の脚本を、暇に任せて書…

クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に「印象派を超えてー点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」

131111 現在国立新美術館で開催中のこのクソ長い名前の展覧会へ。六本木駅を出ると雨。予報でそんなこと言ってなかったのに。最近の予報は、その日の天候も当てられない情けなさ。 さて、切符を買う寸前に、「待てよ、どこかで見たような」と思いつつ・・・¥…

佳境に入った合唱練習

131108 全部で18回の第九の合唱練習も、終盤へ。今回初めてアプリコの大ホールでの練習。しかも、本番で棒を振るマエストロが登場。やはり緊張が走る。 8月一杯は男女それぞれ分かれての稽古、9月から2ヶ月は男女合同、そして仕上げの11月にはマエストロ…

二期会創立60周年記念公演「リア」@日生劇場

131109 いやはや、すっごいオペラがあったものだ!今まで見たオペラの中でも屈指の公演で、恐らくいろんな意味で歴史的公演になることは間違いない。 今更ながら、総合舞台芸術とは、それを構成する一つ一つの要素が磨き抜かれて初めて成功を収められること…

グランルーフでクラス会

131107 完成した丸の内側と対照的に、工事が継続中の八重洲側も大きな庇が完成、グランルーフ・ブランドで商売を始めている。一階部分はまだ工事中。 2階デッキに面した明るい店舗の一つが今回利用したイタリアン、ヴォルプタス。余り聞かない名前ゆえ、辞…

「モローとルオー展」@パナソニック汐留ミュージアム

131107 この美術館は、かなりルオーの作品を所蔵していることはよく知られている。今回は、その師匠に当たるギュスターブ・モローの作品も展示して「師弟を越えた、魂の絆」と、少々大げさな副題をつけての展覧会。油彩が中心だが、素描や書簡なども加えて、…

忙しい秋の一日

131106 ここのところ、案外多忙で、この日はとりわけ慌ただしい日に。 まずは大田区の我が家から2時間近くかけて新所沢まで。自由が丘から急行で所沢まで直行できるのは便利。新所沢駅改札口で待ち合わせて、駅至近のイタリアン、"RO-se"(ロゼ)へ。嘗ての…

「加山又造と近代絵画の巨匠たち」展へ

131104 会期が昨日までとなり、少し慌ててホテル・ニューオータニまで出かけた。 ここはホテルの中の美術館ゆえ、とりわけ小振りで、展示数もごく限られるが、それだけ厳選された作品が並ぶことになるので、割に見やすく、好きな美術館の一つ。 今回は加山又…

「ある愛の続きへの旅」

131104 ヘタクソな邦題だ。原題:TWICE BORN又はVENUTO AL MONDO 129分 イタリア・スペイン合作 [製・監・脚・出]セルジョ・カステッリット(一人4役だから、忙しい!)原作は奥さんであるマーガレット・マッツァンティーニ(イタリア人とアイルランド人の…

横浜シティーフィル、定演@アプリコ大ホール

131103 2番目の「時計」を気持ちよく聴いていたら、グラグラっと。ざわつく聴衆、スタンバイ中の演奏者は互いに顔を見合わせる。でも一瞬のこと。マエストロも演奏している奏者は何事もなかったように普通に演奏していた。後で調べたら、14:25、茨城県南部が…

101歳の恩師を迎えて

131102 台風で一週間遅れで開催された世田谷区立桜小学校6年5組のクラス会、20名が14名に減ったのは残念だった。でも百歳を越えた恩師を迎えられたのは幸いだった。 参加者の女性陣による手作りの衣装や小物で写真に納まったいただいた。さすがに耳はかな…

インプラント治療を

131031 奥歯に2本分のインプラント治療を開始。聞いてはいたが、2時間に及ぶ手術は結構緊張で疲れる。麻酔で、痛みはほとんどないのだが、下顎にボルトを埋め込む作業がねぇ~、先生がぐいぐいと力一杯ねじ込んで行く感覚が、どうもちょっと・・・。心理的…

ケータイ電話器の処分

131031 5世代目になり、過去のケータイが邪魔になってきた。 J-Phone➡Vodaphone➡Softbank➡AU すぐそばにある大田区役所の池上出張所で、小型家電及びケータイの処理をしてくれるということなので、これらを持ち込むことに。まぁ、でもお世話になったから、い…

第九合唱練習もたけなわ

131030 18回予定されている練習も昨日で13回目。8月ひと月は男性女性に別れての練習。9月から全体練習で、山田茂先生の丁寧で愉快な指導のもと、じわりと成果を上げ、昨日で一通り山田先生の練習が終了。来週からはいよいよマエストロ梅田の直々の指導とな…

「危険なプロット」

131028 原題:DANS LA MAISON (「家の中で」)この邦題は巧い。[監督・脚本]フランソワ・オゾン [出]ファブリス・ルキニ、クリスティン・スコット・トーマス、エマニュエル・セニエ、エルンスト・ウンハウアー フランスの香りがプンプン匂う、いかにもフラ…

ヴェルディ生誕200周年記念ガラコンサート@文京シビック大ホール

131027 夏頃から楽しみにしていたフランコ酒井氏が企画・構成したコンサート。上手い具合に一日違いで快晴になった。 とにかく出演陣が素晴らしい!!! よくぞこれだけ名だたる名歌手を集めたものと感心。ややフランコさんの好みでテノ−ル陣に分厚くなった…

「青島広志のミュージカルで楽しく人権を考える!」

131025 珍しいタイトルの音楽会が赤坂であった。公益財団法人東京都人権啓発センター主催で、たったの千円というわけ。台風が近づく中、赤坂まで出かけた。 冒頭、先生が出て来られて、まぁ、一応人権のお話を巧みに織り込んでミュージカルの概要をご説明に…

「ランナウェイ 逃亡者」

131024 原題:THE COMPANY YOU KEEP それにつけても、この邦題の付け方の安直さよ。こんなタイトル、以前にもテレビドラマなどでも結構あった。[製・監]ロバート・レッドフォード [出]ロバート・レッドフォード、シャイア・ラブーフ、ジュリー・クリスティ、…

「トランス」

131021 原題もTRANCE (トランス状態、つまり夢うつつ、催眠をかけられた状態) さすがダニー・ボイルと思わせる、まことに痛快なクライム・サスペンス。先の展開がなかなか読めず、最後まで引きずり回されること必定。 最後のどんでん返しも見事でお洒落だ…

TBSK管弦楽団第2回定期演奏会

131020 メゾソプラノ堀 万里絵さんが出演するというので、雨の中、歩いて会場のアプリコホールへ。やはり雨がたたってか、会場は入場無料にも関わらず7分ほどの入り。 この管弦楽団は初めて聴くが、首都圏にある14もの大学・大学院からの寄せ集め部隊。この…