ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

東京音楽コンクール声楽部門本選

150829 8月28日午後6時から東京文化会館大ホールで行われた本選へ。1階だけを聴衆にあてたわけだが、それでもガラガラ。ま、でも毎回こんなもんだろう。シニア料金@¥1500で、卵とは言え、一応プロを目指すオペラ歌手5人の、全14曲(迫田さんだけが2曲…

東京二期会オペラ劇場「ウィンナ・オペレッタ集」

150827 浜離宮ランチタイムコンサートvol.139 これは、11月に4回の本公演が予定されている「ウィーン気質」の宣伝を兼ねたコンサートで、本公演出演予定の4名が勢ぞろい。小貫さんだけが別組となる。(上の画像は、東京文化会館のhpから拝借) 第1部: …

「ナイトクローラー」

150825 原題も:NIGHTCRAWLER 118分 米 2014 [脚・監]ダン・ギルロイ(「ボーン・レガシー」'12) この内容にはL.A.ほどふさわしい舞台はない。上の画像は、いかにも象徴的である。 定職もなく、こそ泥などで過ごす、見るからに冴えない独身男、ルイス・ブル…

「ふたつの名前を持つ少年」

150823 原題:RUN BOY RUN 108分 仏独合作だが、タイトルも含め、クレジットも英語併記で、国際映画祭出品を考慮してのことか。劇中の言語は、ポーランド語がメインで、他にドイツ語、ヘブライ語が時々。[監]ぺぺ・ダンカート(独、60)実話を基に製作。 舞…

運転免許証よ、さらば!

150822 とうとう免許証を手放すことに。そもそも日本で車を所有したことがないので、レンタカーで運転したことが数度あるだけ。10年ほど住んだヨーロッパで運転していが、もうそれも何十年も昔のこと。たまに海外旅行の際に、田舎はレンタカーが便利だと思…

「奇跡の2000マイル」

150820 原題:Tracks 豪 112分 [監]ジョン・カラン 2013年の作品。2年遅れの公開。遅いねぇ。 1977年に、この”難業”を敢行したロビン・デヴィッドソンの原作を基に製作された。主演はミア・ワシコウスカ。この女優、美人でもなければ、スタイルも決していい…

糸賀修平・西口彰子ドゥオ@丸の内トラストシティー

150820 いつものランチタイム・コンサート シリーズだが、今日ほど込んだことはなかった。というのも、西口さんが、小山出身で、栃木県からナントカ大使に任命されている関係からか、地元からバスを仕立てて大挙きているらしい。ついでに、栃木のゆるキャラ…

「オスカー・ニーマイヤー展」@東京都現代美術館(清澄白河)

150819 第3水曜日の特典を利用して、今日は初めての東京都現代美術館まで脚を延ばした。我が家の最寄駅から清澄白河まで、ずーっと都営で行けるので、シニアパスを使えば言わば、無料。入場料も無料なので、まずは快適に過ごせる、筈なのだが、この美術館、…

「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」

150818 原題も:Mission:Impossible-Rogue Nation 131分 ついこの7月にクランクアップして、既に公開という異例の事態。それには訳があって、予告編にも登場したが、この秋には、007シリーズ最新作、スター・ウォーズ最新作、さらには「U.N.C.L.E.から来た男…

「この国の空」

150817 脚本家である荒井晴彦の2本目の監督作品。もちろん脚本も。ただ、今回は作品より、二階堂ふみの演技を見たくて雨の中、有楽町まで出かけた。 結論から言えば、十分に期待に応えてくれて、言うことなし。特に、本作で少し話題になった台詞回し。昭和…

あえて、小さなオペラ『魔笛』@シアターX(かい)(両国)

150815 このシリーズ、見るのは今回で3度目。何しろ千円ポッキリでオペラを見せようという心意気が素晴らしい。 上のチラシに写っている4人だけであの「魔笛」を演じるというところがすごい!当然、一人二役もある。中でも、夜女とパパゲーナという、重要…

「南太平洋」@銀河劇場

150813 藤原紀香と別所哲也主演のミュージカル「南太平洋」を見に行った。この作品が映画になって日本公開されたのが、1958年秋。リチャード・ロジャース/オスカー・ハマーシュタインII世によるミュージカル映画が大好きだった当時高校生だった愚亭は「回転…

世界絵画大賞展へ

150813 世界絵画大賞とは、また大きく出たもんだが、画材屋の世界堂が主催する絵画展のこと。応募要項は以下のようなものである。 かつての職場仲間、KK君が見事入選を果たしたので、彼の作品を鑑賞しに出かけた次第。 これは、荒川の旧岩淵水門を描いた作品…

「自由が丘で」

150812 国際的に知名度の高いホン・サンス監督が、対談した加瀬亮と意気投合して生まれた作品とか。基本は英語で、時折韓国語、日本語はゼロ。 主人公モリ(加瀬亮)がはるばる韓国まで追ってきた相手の女性クォンがほとんど描かれないから、彼女がどういう…

「KANO ~海の向こうの甲子園~」

150812 久しぶりに台湾映画を見た。 昨年公開された、野球にまつわる三部作、「バンクーバーの朝日」、「28年目の甲子園」、そして本作と、取り立てて野球に関心が深いわけでもないのに、いずれも見ることになってしまった。KANOとは、台中と台南の中間に…

「ベルファスト '71」

150811 原題:'71 [監]ヤン・ドマンジュ 原題は単に年号だけと、えらくあっさりしている。この邦題は素晴らしいと思う。要するに1971年にベルファストで起きた事件を、実話にのっとって描いている。 日本人にとって、極めて分かりにくいのは、中東アラブの世…

「日本のいちばん長い日」

150810 ⬆︎自刃する阿南陸軍大臣を演じる三船敏郎の演技が強烈なインパクトをもたらした。 どうしても1967年版を意識しながら、見ることになってしまうのは仕方がない。同じ原作をベースにしていても、これほど大きな差が生まれることは、想定外。受け取り方…

フェスサマ、フィナーレはマーラーの「復活」で盛大に

150809 今日は早めに家を出て、14:20のプレトークから参加。 今年はフェスサマの11年目で、全部で19演目だった由。愚亭が聞いたのは、そのうちたったの5回。毎年、だいたいそんなものだ。 円熟の極み、秋山和慶マエストロ 15:06開演のマラ2「復活」を…

フェスタ・サマーミューザ14日目 真夏の第九

150808 ソリスト陣、豪華な顔ぶれである。合唱の東京シティ・フィル・コーアのうまさにも感服した。 錦織 健、最近は本業の歌よりプロデュースに力を入れているように見えるが、さすがのうまさだった。 このオケがまた実に心地よい演奏で、大喝采である。 今…

フェスタ・サマーミューザ12日目

150806 自分にとって今季3回目となるフェスサマは昭和音大の出番。 やはり音大だから、一味、違うなぁ。みんなすぐにでも立派なオーケストラのメンバーになれそうだ。それにしても女性が多い。弦楽に至っては、50人中、男子は10人。 ピアノの加藤さん、…

「ジュラシック ワールド」

150806 JURASSIC WORLD これまで公開されたシリーズ作は一応、全部見ていて、いずれも十分楽しめる作品だったが、本作は、やはり”ベッカク”である。それにしても、スピルバーグが製作総指揮以外にクレジットされていないのは意外。監督のコリン・トレヴォロ…

「野火」

150805 塚本晋也による製作・監督・編集・主演作品。10年も暖めていたとか。当時のことを知る人も高齢となり、今、作らねばという執念で、必死で製作費を捻出して、やっと完成にこぎつけた由。市川 崑監督による作品とは異なる視点で作ったとのことだが、…

「フレンチアルプスで起きたこと」

150804 原題:FORCE MAJEURE(不可抗力)118分 スェーデン、デンマーク、ノルウェイ、仏合作。最近、結構日本に入るようになった北欧作品の一つ。[監]リューベン・オストルンド(74年生まれ、スェーデン人) あらすじ、その他詳細→オフィシャル・サイト ⬆︎冒…

朗読「戦争とは・・・2015」@俳優座

150802 今年もまたこの時期になった。旅友のMIさんのご亭主が現役の舞台人なので、ここ数年は、年に二度ほど、俳優座へ出かけている。夏はこのシリーズである。 ⬆︎因みにこの写真の撮影者、Soichiro Koriyaとは、2004年、イラクのファルージャで人質になった…

シャネル・ピグマリオンデイズ「醍醐園佳」

150801 今年1年間、声楽部門は醍醐園佳さんの出番。過去2回(4月、5月)は二度とも抽選漏れで、今回、やっと聞けることに。毎回、演目を変えていて、今回初めてオペラアリア中心というから、却ってラッキーだったかも。 東京音大首席卒業というだけに、…

アプリコ歌舞伎

150731 毎年、この時期になると、近くのアプリコで本格的な歌舞伎公演がある。しかも安価で。当然、満席になる。歌舞伎座で観れば2万円近く取られるが、1/4程度で見られるから、真にありがたい。 河内山は、橋之助のうまさが光った。顔の大きさといい、声音…