ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

池上ウィンドアンサンブル第30回定期演奏会

アプリコホールで開催された地元の吹奏楽団の演奏会。
最近、ブラスバンドとか吹奏楽団とは言わず、もっぱらウィンド・オーケストラやアンサンブルが使われるようになった。windは吹奏楽器だから、木管も含まれるが、ブラス(金管)バンドでは、細かい話だが、少々意味合いが異なるようだ。

前置きはともかく、チラシの演目に「新世界より」が含まれていたのが愚亭の眼を射た。弦なしにどんな演奏になるのか、やや懐疑的に聴き始めた。元々管楽器向きの楽曲ながら、2楽章の後半は美しい弦楽器活躍の場面なので、そこが一番思いやられた。

弦を担当する楽器は、フルート、クラリネット、そしてサクソフォン。ただ、ウィンドオーケストラでも何故かほぼ常にコントラバスは含まれている。やはりこの楽器の存在が大きかった。2楽章もなんとか無事に演奏した。

後は一気呵成に終楽章へ突入。余程練習したんだろう、快演だった。

ただ、珍しいハプニングが第一部の演奏中に起きた。愚亭も随分コンサートには出かけているが、こんな光景は初めてだ。一応撮影許可を取ってあるんだろうが、カメラマンのシャッター音が少々指揮者には気に障ったようで、突如演奏を中断して、カメラマンに警告を出した上で、演奏のやり直し。やはりアマバンドとは言え、カメラマンも、もう少し慎重にやって貰わねば。
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