ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「バニシング」@Amazon Prime Video

220610 わざわざ⬇︎のポスターにはVanishingと英語まで加えていますが、これは邦題!原題はKEEPERSというのです。ま、灯台守りのことですね。そう言えば、大昔、木下恵介監督の「喜びも悲しみも幾年月」という灯台守の夫婦を描いた作品がありましたっけ。高峰秀子佐田啓二が夫妻役でした。それはともかく・・・監督:クリストファー・ニーホルム(71, 名前からして北欧人。案の定、デンマーク人でした)

先に見た娘に勧められるままに視聴。107分と程よい長さで楽しめました。暗い作品というだけで、あまり娘は楽しめなかったらしいですが、見るからに男性向きの作品。だって、スコットランド沖、絶海の孤島で3人のむさくるしい男性だけの話ですからね。

これが実話というのが驚きです。6週間ということで、応募してきた荒くれ男3人、ま、それなりの身入りがあっての応募でしょう。2人が初老、トーマスとジェームス(ジェラルド・バトラー、彼はスコットランド人ですから、ハマり役でしょう)、一人だけ若者、ドナルドという設定。すぐに事件が。

ある日、島にボートが漂着、積荷と一人の男が岩場に横たわっています。確かめると息をしていないと最初にコンタクトしたドナルドが崖の上の二人に大声で伝えます。と、死んだと信じていたその男が後ろから襲います。すんでのところで、形勢逆転させ、男をなんとか殺します。

さて、問題は積荷の小箱。木製ですが、かなりの重量で、こりゃなにか凄いものが入っていると3人とも感じます。ここから物語は急展開・・・そして誰もいなくなった、という顛末。今だに、この謎は解明されていません。