ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「ジュラシックワールド/新たなる支配者」

221003 JURASSIC WORLD:DOMINION 米 2時間27分 原作:マイケル・クライトン、脚本・監督:コリン・トレヴォロウ

見るつもりで、今頃に。さすがに場内、ガラガラ。中高年が多いのが意外でした。

このシリーズ、全部で6作品あるそうで、多分半分は見ています。どれも面白く見ました。本作も、見どころ満載で楽しめました。特殊撮影技術がどんどん進化しているので、臨場感がたまらないです。それと音響効果も大いに冴えていました。こうした作品はどうしても映画館に足を運ぶ必要ありと痛感しました。

これを見ると第1作の興行成績が抜きん出ています。果たして6作目となる本作はどんな成績を残すんでしょうか。多分、悪くなく、2位か3位になるような気がします。

スターウォーズなどと違って、時代設定が作られた順というのが分かりやすくてよろしい。おおむね4~7年ぐらいの間隔という設定になっていますから、登場人物も、何作かには登場していることになります。

今回は、恐竜たちが地球上の広範囲に生息することになっていて、現代の動物たち、もちろん人間を含めて共生することも目指す一派がいる一方、邪悪な一派がいて、エゴと金儲けを企みながら、世間を欺こうとするわけです。それが「新たなる支配者」というわけです。

見せ場は冒頭から間断なく出てきますし、もうずーっとハラハラドキドキで、心臓によくないです。(笑)中でも、巨大イナゴに火を放った邪悪な組織が自業自得となっていく結末はシリーズ全体でも最大の見せ場かも知れませんね。

ローラ・ダーンサム・ニールジェフ・ゴールドブラム老けました。フランス人のオマール・シーが出ていたのはびっくりでした。そんな中、クリス・プラットがかっこいい役を演じてました。彼にはいつも自然に正義感が漂い、悪役はできないでしょう。

分かりませんが、これがシリーズ最終作とする説が流布していて、本当ならちょっと残念です。こういう、年齢に関係なく老若男女が等しく楽しめる作品は貴重です。

ちなみにジュラシックとは中生代の中心となるジュラ紀のことで、2億年から1.5億年前の地質時代で、もちろん恐竜が出現していた時代のことで、フランス東部のジュラ山脈に多く見られる石灰岩に由来の言葉です。