ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

50人で聴くにはもったいないファルスタッフ(演奏会形式)@中目黒GTプラザホール

230927 オペラ・サロン・トナカイが主催する演奏家形式のファルスタッフを見ました。@4,500円ですが、入場者は50人(実際はもう少し入ったのかも)ですから、厳しい裏事情だったろうと想像されます。出演者は10人+ピアニストですから!

オペラサロン・トナカイはかつて神田岩本町に自前の小屋をもっていて、愚亭もずいぶん聞きに行ったのですが、やり手の創業者が亡くなり、残念ながらその小屋での演奏会はなくなり、現在は、多少スタイルを変更して、浜松町のイタリアンレストランで夕食付きのオペラを小規模でやっているようです。

第2部のトップは「ロミオとジュリエット」から「私は夢に生きたい」和田奈美

入場すると舞台には椅子がいくつか並んでいて、背景には小さなスクリーンがあって、そこに字幕を映すようになっていました。

定刻になると、正装した進行役のバリトン森口賢二さんが登場、今日のコンサートの概要を説明して、開演です。彼は、大変器用な方でトークも昔からお上手でしたが、サービス精神旺盛で、進行だけでなく、舞台脇から譜面台を出して舞台前面にならべるなどの作業もこなしたり、もちろん本業の歌も披露され、ほんとにおつかれさまでした。

ファルスタッフは抜粋でしたが、聞きどころ、たっぷりで、みなさんよく頑張っておられました。それにしても、タイトルロールを歌った上江隼人さんは抜群の歌唱で、存在感を示されました。

アリーチェ役の和田奈美さん、実は駆け出しの頃から存じ上げていて、麻布十番のイタリアンでバイトをされている時に知ったのですが、2018年でした。5年でこれだけお上手になられていて嬉しい限りでした。

終演後は、撮影許可が降りて自由に撮影させてもらいまいした。なかなか粋な計らいで、他の主催者も見習って欲しい者です。(つい先日、あるコンサートで終演後のカーテンコールだからと、撮影しようとしたらスタッフが飛んできて注意されたばかり)

主催者側が舞台上の全員の集合写真を撮影、聴衆もそれにジョインさせてくれました。

おしまいは各自好きなポーズ入りで、

BRAVI! BRAVI!! BRAVI!!!