231207 2021 2h6m 脚本・監督：西川美和
才能、ありますねぇ〜、この監督！それと、役所広司を始めとして脇役人も見事な演技です。出獄した元ヤクザの主人公が周囲の心優しき（でもないケースも）人々に囲まれて必死にもがきながら更生していく姿を描くのでストーリーとしては単純なんですが、しみじみとした感動に包まれるエンディングです。
2時間を少し超えますが、前半の長澤まさみ登場シーンなどは不要でした。意味のない箇所でしょう。そんな全体の流れに関係のないシーンをカットしていれば、もっとスッキリしたいい作品になっていたでしょうね。
冒頭、雪のシーンから始まるのですが、カメラ引いていくと、独房の窓が見え、さらに引くと、出所手続き中の主人公という展開はすてきでした。
いまさらですが、役所広司、芸域の広いいい俳優です。それとひさびさに梶 芽衣子を見ました。そうそう、彼女が「見上げてごらん、夜の星」を歌う場面も不要でした。
