ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「トム・クランシー/CIA分析官ジャック・ライアン」

250922 TOM CLANCY'S JACK RYAN  2018~2023 米 TVドラマシリーズ キャラクター原案:トム・クランシー 30話(1話60分)シーズン1〜3までが8話ずつ。最後のシーズン4のみ6話という構成。

原題にも「トム・クランシーの」と、入ります。他にジャック・ライアンが存在するかのようですが、それはありません。

トム・クランシーは「レッド・オクトーバーを追え」で一躍、著名作家入りしましたが、他にも「パトリオット・ゲーム」、「今そこにある危機」なども書いています。

以前から気になる作品でしたが、やっと見ました。一言で面白かったです。ただ、シーズンを追うごとに鮮度が落ちていった感は否めません。視聴者からもそれは指摘されていて、特にシーズン4はめちゃくちゃ、評判が落ちました。支離滅裂と言えば言い過ぎかもですが、出だしが鮮烈だっただけに、残念です。

ジャックを演じるジョン・クラシンスキーが魅力的です。ただいま44歳。すっきりとした長身俳優。ハンサム過ぎないところがいいのでしょう。適度に愛嬌のある感じ、鼻の先端の丸みが多分その原因だろうと思われます。この人、エミリー・ブラントのダンナとは知らなかったなぁ。

恋人、キャシーを演じたアビー・コーニッシュ、とっても可愛らしいです。シーズン2〜3では出てこず、シーズン4で再登場しますが、なぜかこの間に変化が。普通のおばさんっぽくなっちゃったのが残念です。

CIAの分析官と言いながら、現場でやたら体を張った活躍をするのがライアンで、分析官がこんなことやんのかよ!ってツッコミたくなる場面ばかり。とにかく不死身なんです。最後の方では栄転もするのですが、あえてそれを蹴ってまでも、自分の領分は現場にしかないと頑張ります。

CIAですから、活躍シーンは世界中。ワシントンから始まって、ローマ、パリ、ロンドン、モスクワ、イスタンブール、etc. それがまた面白く、楽しかったです。