ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

大エルミタージュ美術館展 - オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち@森アーツセンター・ギャラリー

170530 何年か前、6時間もエルミタージュで過ごしたこともあり、行く予定がなかったのだが、またも姉がfacebookでお勧めというので、暇に任せて行ってきた。 エルミタージュ美術館展と称する展覧会は、もう何度かやっていて、記憶では、毎回、これぞという…

「追憶」

170529 こういうすごい作品が出てくるから、邦画にも日頃からしっかり目配りしておかないといけない。 降旗康男X木村大作に加えて、この豪華キャストだから、それだけで、もう見たいと言う衝動、抑えがたし。期待に違わず、上々の出来栄え。 25年前、多感…

銀座で嘉目真木子

170526 シャネル・ピグマリオン・デイズ、今年の声楽部門では、今乗りに乗っている嘉目真木子が選出されている。このシリーズは、過去何度も聴きに来ているので、ここで聞くソプラノでは、彼女でおそらく十数人目だろうか。 上の略歴にもあるように、4年前…

「三軌会とラオス会」

170526 慌ただしく「アルフォンス・ムハ展」を見て、お隣の会場で開催中の三軌展へ。我がラオス会(50数年まえ、フランス船「ラオス号」で船出した仲間の会)のT画伯が所属する絵画クラブで、毎年、この時期、ここで開催している。 今回、画伯の出品作がこ…

「アルフォンス・ムハ<スラブ叙事詩>」を見に、国立新美術館へ

170526 いやはや世の中には途轍もない絵があるもんだ。この画家、現在チェコのブルの近くの片田舎、イヴァンチツェ出身で、19世紀末、パリで、時の大女優サラ・ベルナールの知己を得たことで、いわゆるグラフィックアートの世界で傑出する画家となる。 し…

「美女と野獣」

170523 原題:BEAUTY AND THE BEAST (原作の仏語では、LA BELLE ET LA BÊTEと両方に定冠詞が付いているのだが、英語はなぜかBEAUTYには付かない)米 130分 監督:ビル・コンドン 原作は読んでいない。1946年のジャン・コクトーがジャン・マレーを主人公にし…

「メッセージ」

170522 原題:ARRIVAL 米 116分 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 宇宙人登場のSFだが、おきまりの襲来で地球防衛軍と戦うのとは、少しばかり毛色が異なる。 地球上の12ヶ所にこんなものが現れ、地上スレスレのところに浮いている。彼らが何の目的で到着したか…

第27回 ozart MUSIC FESTIVAL 長屋で音楽祭展

170520 毎年恒例の長屋での展覧会。毎回、味わいのある絵と文字で招待カードが届く。小澤一雄画伯の楽しい、楽しい個展が千駄木の長屋ギャラリーで開催される。 ⬇︎シンプルなタッチで様々な作曲家や演奏家を描き分ける腕が素晴らしい。ちなみに、屋根の上に…

「バベルの塔」@東京都美術館再訪

170517 高齢者無料日、先月同様、東京都美術館へ。今回は、買ったばかりの単眼鏡持参で、4時半頃に入館。もちろん「バベルの塔」以外はゆっくり見られる。ロッテルダムにあるボイマンス美術館門外不出の作品3点だけ、じっくり見ることにした。 これがいかに…

渋谷で、歌仲間と飲み会

170517 前に合唱で一緒だった気の合う仲間と、時折交歓して、情報交換しているが、昨日は渋谷のセルリアンタワー裏の居酒屋で一杯。幹事がいつもリーゾナブルな店を探してくれるので、@¥3,500で上がった。その後、さらに別の店に行ってしまったから、久々の…

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

170516 原題:MANCHESTER BY THE SEA 米 137分 脚本・監督:ケネス・ロナーガン(もともと脚本家で、監督としては、これが3作目、本作では、通行人として出演もしている)製作にはマット・デイモンも名を連ねている。 それほど期待しないで見に行ったが、素…

お寺で、ミニコンサート

170513 日野にある安養寺という名刹でのコンサート、これまでも何度か出かけているが、今日は朝から生憎の雨。午後4時開演のコンサートなので、ちょうど2時間前に家を出た。開演10分前に、背中をずぶ濡れにして到着したら、50席の客席はすでに満員の盛況…

「イル・トロヴァトーレ」もいろいろ

170511 地元合唱団で伴奏してくれているピアニストが出演するというので、日暮里まで出かけた。 しかし、まあいろんな公演があるものと、今夜はつくづく思い知らされた。この空間は、普段は独唱やアンサンブルがせいぜいで、まさかここでグランドオペラが上…

ギンザ・シックスへ

170511 映画の後、次の予定まで時間があったので、ギンザ・シックスへと足が向いた。裏口側からアクセスすると、2階にこんなオシャレな空間が。一休みして、とりあえず、屋上へ。6階からエレベーターが直行する。7階から12階までは、オフィスフロアか。…

「私は、ダニエル・ブレイク」

170511 原題:I, DANIEL BLAKE(「私、ダニエル・ブレイク」で微妙にニュアンスが異なる) 英仏ベルギー合作。監督:ケン・ローチ(81歳、「麦の穂をゆらす風」2006、「天使の分け前」2012) いかにもケン・ローチらしい、骨太の、社会派ヒューマンドラマ。舞…

「わすれな草」

170510 原題:VERGISS MEIN NICHT 独 88分 脚本・監督:ダーヴィット・ジーヴェキンク 監督自身の母親、グレーテルが認知症を発症し、息子の目から見た母の最期の姿を、過去の記録も織り交ぜながら、淡々と、しかし克明に記録したドキュメンタリー。 この種…

「カフェ・ソサエティー」

170509 原題もCAFE SOCIETY 米 96分 脚本・監督:ウディ・アレン 1930年代後半という時代設定。ウディ・アレンがその時代、自ら体験したことを軸に設定された展開のようだ。舞台はニューヨークとL.A.だが、当時の時代感がよく画面に出ている。色調やバックの…

「ワイルドスピード ICE BREAK」

170505 原題:THE FATE OF THE FURIOUS (猛々しき者たちの運命)米 136分 監督:ゲイリー・グレー(「ミニミニ大作戦」2003)製作には、主演のヴィン・ディーゼルも名を連ねている。 テレビ放映分も含めると、このシリーズは全部見ている。特にカーチェイス…

立ち見で「こうもり」@丸の内オアゾ

170504 「告解」を見終わって、すぐ東京駅へ。丸の内オアゾのロビーに行くと、椅子席は整理券を持っている人だけで、そうでない人は立ち見となる。あーあ、これからオペレッタ「こうもり」が始まる5時まで、2時間もただ突っ立っているのもさぞ辛かろう。 と…

「告解」(イタリア映画祭出品作)@有楽町朝日ホール

170504 恒例のイタリア映画祭が開催されている。例年、数本は見るのだが、今年はこれ1本。原題は、LE CONFESSIONI 100分 監督:ロベルト・アンドー ドイツ北部、北海に面する保養地ロストクにあるデラックスホテルを会場にして先進8カ国蔵相会議が開かれて…

雪中貯蔵酒にありつく

170503 珍しいお酒が手に入ったからと知人宅にお呼ばれ。それがこの日本酒。 説明文を読むと・・・ 清酒「荒澤岳」は毎年、12月頃に奥只見にある荒澤岳で取水した水を洗米や仕込みの水として使用し、お酒を造ります。豪雪地として知られる奥只見は雪で行き…

「カルメン」日本語版@国立オリンピック記念青少年総合センター

170503 昨年末、杉並公会堂での第九に合唱団の一員として舞台に乗ったが、その際、アルトのソリストを勤めた星 由佳子がカルメンで出演というので、滅多に行く機会のない会場へ。 星 由佳子の出来栄えは一言、素晴らしかった!だが、それ以外は、かなりいろ…

リリカ・セレーナというオペラアリア・歌曲研究団体の発表会@アプリコ(小)

170501 知り合いのソプラノが出演することを偶然フェイスブックの記事で知り、とりあえず、彼女の出番、それも後半だけ聞きにアプリコへ。 田中由佳さんの第3部最初の出番は間に合わず、受付のモニターで聞くしかなかった。その代わり、彼女がトリを務める…

これでアマチュア合唱団とは!

170501 自分が所属する大田区内の合唱団に、時折応援に来られるMさんが正団員の合唱団の20周年記念公演を聞きに、浅草のミレニアムホールへ。途中、昼食のため寄り道して、開演10分前に着いたら、すでにほぼ満員。 そして、間もなく開演。するとチェリスト…