ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2014-01-01から1年間の記事一覧

夢見るフランス絵画@Bunkamura ザ・ミュージアム

141112 先に観に行った姉が絶賛していたので、遅まきながら、映画鑑賞後に観てきた。平日の午後4時半頃だったせいか、場内はガラガラ。これだけごっそり印象派の名品が並んでいるというのに、なんともったい無い!それにしても、この乙女チックなタイトルは…

「やさしい人」

131112 原題:TONNERRE (ブルゴーニュ地方の寒村の名前。雷鳴の意味も)フランス映画 100分 監督:ギヨーム・ブラック(47歳で、これが3本目) 主演:ヴァンサン・マケーニュ パリでロックバンドを組み、多少は名を知られたこともあったが、それはもう昔…

「誰よりも狙われた男」

141110 原題:A MOST WANTED MAN (THEでないところに注意)原作はジョン・ル・カレ、21作目の小説。そしてこの作品がクランクアップして1週間後に急逝したフィリップ・シーモア・ホフマンの遺作。46歳は余りに惜しい!薬物過剰摂取による中毒死なら、あ…

「小泉和裕&都響with南紫音

141108 三軒茶屋で開かれた世田谷区立桜小学校のクラス会に出て、ほろ酔い加減で駆けつけたコンサート、恐れていた通り、睡魔に襲われ、せっかくの名演奏だのに、もったいないことをした。 南紫音さんは初めて聴かせてもらったが、かなり男性的な演奏で、豪…

「ジョルジョ・デ・キリコ ー 変遷と回帰」展 web内覧会

141104 内覧会に参加。冒頭、館長のご挨拶の後、学芸員の萩原敦子さんから40分ほど、主要作品の解説をいただいた。 構成は、 I 序章:形而上絵画の発見 II 古典主義への回帰 III ネオバロックの時代 - 「最良」の画家としてのキリコ IV 再生ー新形而上絵画…

「シャトーブリアンからの手紙」

141104 原題:LA MER A L’AUBE (夜明けの海)仏独合作 いわゆる戦争秘話、実話を基にした悲劇を、「ブリキの太鼓」の名匠、フォルカー・シュレンドルフが描く。 どこの戦争でも、大なり小なりこの種の話はゴマンとあったろう。仏独間でもまたしかり。独軍支…

ミューザ川崎での集い

141102 ミューザ川崎主催の「友の会感謝のつどい」に参加。12時半からホール2階のドリンク・コーナーで開催された。10周年記念行事の一環で初企画。東響のメンバーとファンがワインを飲みながら、寿司をつまみながら交歓するという趣向。千円ポッキリで…

「イコライザー」

141031 原題もEQUALIZER デンゼル・ワシントン出演作は随分見ているが、これもよくできている。こうした訳ありの男を演じさせると実に上手い。ますます好きになる俳優だ。アントワーヌ・フークア監督とは、「トレーニング・デイ」(2001)以来。 元CIA敏腕えー…

チューリッヒ美術館展@国立新美術館

141029 招待券の期限、あやうく見落とすところだった。展覧会そのものの会期とは別に有効期限が設定されていることがあるので、油断ならない。期限まであと数日というところで、やっと見に行けた。いつもより少し早めの3時半頃に会場のE-1ホールに入場した…

ボストン美術館 ミレー展@三菱一号館美術館

141023 ブロガー内覧会へ出席。まずは高橋館長からの挨拶に続いて、この展覧会の担当である安井学芸員から詳しい説明を40分ほど伺った。その後、自由鑑賞と写真撮影の時間が小一時間。いつものごとく、大変有意義に楽しませていただいた。 ⬆️左が高橋館長…

展覧会のハシゴ

141023 海外から帰国したばかりで、少し強行軍だったかと反省した1日。まずは兄が所属する美術団体のグループ展へ。 例によって、飛行機をテーマにした作品。2点ともイギリスのファンボロで毎年開かれている航空ショーに行った折の光景を描いている。 最初…

フランス旅行の日程と交通機関

141023 数あるフランス行きツアーの中で、注目したのがこのコース。 値段の割に内容がギュッとコンパクトに詰まっている。日本との往復が全日空の直行便というのが何より嬉しい。 久しぶりに乗った全日空だったが、往路はB777-300の最新機材。250席という、…

久しぶりのフランス

141022 2年ぶりにフランスへ行った。今回は、橋が掛かったモン・サン・ミシェルと、「フランスで一番美しい村」指定の一つ、Beveron en Auge(ブヴロン・アンノージュ《カルヴァドス県》)を見るツアーに参加。6日間だから、現地泊は僅か4泊と、これまで…

「ザ・テノール 真実の物語」

141014 日韓合作 121分 参考までに、英語タイトルはTHE TENOR LIRICO SPINTO 実話に基づいた映画。そう言えば、この韓国の至宝、ベー・チェチョルの話、以前聞いた記憶がある。裏で日本人が協力していたのは知らなかった。それにしても、脚本が甘い。唐突な…

青山フィル第25回定演@アプリコ大ホール

141013 台風19号が近づいているが、幸い東京地方は時折雨が落ちてくる程度。 1曲目は大好きな「大序曲1812年」なのだが、やはり1曲目ということで、少し緊張があったらしく、木管、金管に僅かながらミスが出てしまったのが残念。それと、終盤の大砲の音…

今年のお会式

141012 今年も池上本門寺のお会式が。 台風19号のスピードが遅いおかげで、なんとか天気がもってくれた。今回はマンション理事会の役員をやっているため、周辺に縄を張ったり、侵入者の見張りなど、午後5時から9時まで周辺でスタンバイ。幸い、なにごと…

「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」

141010 原題:ABOUT TIME 英国映画 124分 邦題はアバウト・タイムだけでは収まらず、説明文を副題で付けちまった!確かに、時の過ぎゆく様を愛おしむことがテーマではあるけどね。 ⬆️やっと射止めたメアリーとの結婚式は、時ならぬ暴風雨に見舞われ散々。で…

「悪魔は誰だ」

141009 原題はハングルなので、不明だが、英語版を見るとMONTAGEとなっている。 このところ、立て続けに韓国映画を見ているが、本作も職場の友人が強く勧めてくれたので、やっと観に行く気に。 確かに、たっぷり2時間、飽きることなく画面を見続けた。この…

「世界一美しいボルドーの秘密」

141008 オーストラリア/中国/フランス/イギリス/香港合作。ナレーターはラッセル・クロウ。原題は"RED OBSESSION" 「赤い執着」ということか。赤はワインと中国の両方にかかってるんだろう。 それにしても、この邦題のつけ方よ!何が世界一美しいのか?…

37回目の「青島講座」へ

141006 毎度抱腹絶倒のこのコンサート講座、これまで何度行ったことだろう。今回は常連さんでなく、多分初顔合わせとなる歌手たちの参加で、そこがまた楽しみでもあった。 例によって欲張った演目がズラリ。これに先生のトークがびっちりと入るから、大体い…

台風一過の青空

141006 第九の練習へ。 久しぶりに見る澄んだ青空。台風18号は北上を続け今頃は茨城県辺りかな。正面左端に見える高層ビルは墨田区役所が入っているビル。その1階にリバーサイド・ホールがある。「5000人の第九」の練習会場になっている。今日からはバリ…

「フェルディナント・ホドラー展」の内覧会へ。

141006 日本・スイス国交樹立150周年記念事業として企画された本展覧会は10/7~1/12、国立西洋美術館にて開催中。 プレス/ブロガー対象の内覧会に招待され、上野まで出かけた。ちょうど台風18号が東京をうまい具合に通過してくれたので、なんとか間に合って…

陶板レリーフ「きらきら渋谷」

141002 以前、ソプラノのT美さんに教えてもらった、絹谷幸二作の陶板画を見に行った。大体の見当はつけていたが、予想どおりのところにあった。 ガラケーによる撮影だと、せいぜいこの程度にしか撮れないのが残念。この画家は極彩色の富士を多数描いていて、…

「テロ、ライブ」

141002 何となく据わりの悪いタイトルだが、原題通りらしい。 韓国で大ヒットしたということだが、さもありなん。こんなに痛快な作品とは思わずに見たから、大いに得した気分だ。監督キム・ビョンウはまだ32歳というから、驚く。 主人公の元キャスター、ユン…

「バーニー・フュークス展 - アメリカの感性と魂 -」

141002 展覧会のホームページ解説から概要をピックアップすると、 ★20世紀アメリカが生んだ偉大な画家で、アメリカ黄金時代50's、60'sを描いた。ケネディ大統領から、スポーツ、子どもの絵本まで20世紀後半のアメリカを描いた原画80点を展示。光が歌い、影達…

「印象派のふるさと ノルマンディー展」@損保ジャパン美術館

140930 章立ては、 第1章 ノルマンディーのイメージの創造:イギリスの画家たち、ロマン主義の画家たちが果たした役割 第2章 近代風景画の創造:ロマン主義から写実主義へ 第3章 海辺のレジャー 第4章 近代化に対する印象 第5章 ノルマンディーにおける写真 第…

「サスペクト 哀しき容疑者」

140930 久しぶりに上質の韓国映画を見た。脱北者絡みのスパイ・アクションもので、カーチェイスやハードなアクションシーンの作り込み方が、ハリウッドを上回ると言ってもよいほどの出来栄え。 テンポがすこぶる速いのと、細かいカットが矢継ぎ早に出てくる…

「ジャージー・ボーイズ」

140929 現在84歳のクリント・イーストウッドが製作・監督を担当した最新作。この年にして、このようなみずみずしい作品を生み出す才能には、改めて脱帽! 一世を風靡したヴォーカル・グループの栄光と挫折を描く。ミュージカルとしても、大人気だったもの…

モーツァルト・マチネ 第18回@ミューザ川崎

140928 軽めの選曲で、トータル正味1時間15分というショート・コンサート。いずれもモーツァルト10代半ばの作品ばかり。 11時開演ということは、10時半前には家を出る必要があり、日曜日の朝でものんびりしていられない。さすがに、あの会場だと、1階席と…

小曽根 真率いる No Name Horses 結成10周年記念ツアー"Road"を聴きにアプリコ大ホールへ

140925 このツアー、9月5日大阪フェスティヴァルホールを皮切りに全国縦断で、全12回。今回がその11回目と、残り1回(金沢)を残すのみ。残り少なくなり、達成感と寂寥感、こもごもというところだろう。 ⬆日本のジャズ界若手ホープ大結集の観がある。一…