ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2020-01-01から1年間の記事一覧

生配信、続々!

200620 先日来、生配信音楽会を聞きまくっている。聴く方もすっかり慣れ親しめるようになってきた。今は調布国際音楽祭2020を連続で聞いている。 鈴木雅明(オルガニスト、チェンバリスト、バッハ・コレギウム・ジャパン主宰者)を中心とする集団が企画・構…

メルカリ・デビュー

200614 これまでなんどもトライしかかるけど、梱包やら発送が面倒臭そうで、その都度断念していたメルカリにとうとう初出品。ま、これも終活の一環で、もう使うことのなくなった文具類(万年筆や高級ボールペン)、時計、カバン、ついでにCDやLPなども、この…

音楽会@配信

200615 ネット配信による音楽会をすでに6回ほど聞いている。聞くたびに技術的に進化しているのがよく分かる。音がと切れる、急に画面が静止画像になる、音と映像がずれる、etc.のトラブルは徐々になくなり、同時に出演者にもこうした配信動画に習熟する人が…

チケットの払い戻し

2000613 期待していた8月の演奏会も先日中止が発表され、あれだけあった購入済みチケットはつぎつぎに払い戻しとなり、いつも一定の厚みがあるチケット・ホルダーも、いよいよ余すところ1枚になってしまった。これは9月の公演だから、まさかとは思うものの…

さらば、愛しのマック!

200613 先日、新型に買い換えたMacBook Air、その後、データ移行も無事完了したので、アップルに連絡し、自分にとって7台目となるこのマックを下取りに出すことにした。 なかなかよくできたシステムで、ほぼ指示通りにことが進み、数日後に送られてきたディ…

今日も本門寺へ

200608 今日も陽が傾く頃、本門寺へ。 今まで気づかなかったが本堂の右片隅に変わった墓石の墓所を発見、英語表記の珍しいもの。近づいてみると、一部、雨水で読めなくなっているが、以下のような文字が。 どうやら、1870年、江戸湾で難破した「オネイダ号」…

池上本門寺周辺の散歩

200607 外出自粛は一応続けているが、コロナ前は連日のように外出していたのに、今や、家でひたすら座椅子でネットフリックスなどを見続けている。そうすると、運動不足からフレイル(だるい、眠い、やがて身体・認知機能低下を招く)状態に陥りがち。これを…

散歩道にギャラリーを発見

200605 よく歩いている我が家近くの道すがら、こんなものをみつけた。 コロナ禍で2ヶ月ほどこの辺を歩くこともなかった間に出来たものと想像される。 なにかと近寄るとこれがなんと超ミニ・ギャラリー、「マイ・ギャラリー」!オーマイガーである。 反射し…

新しいMacBook Air、到着。

200528 最後の記事をアップしている最中は、まさか次の記事が今日になるとは!!2004年にブログを始めて以来、ふた月も間隔を空けたことは今回が初めて。ま、それぐらい異常事態と言うことでしょう。いっそ、このままこのブログも閉じてしまおうかと思ったの…

「在りし日の歌」

200403 地久天長 中国 脚本・監督:ワン・シャオシュアイ 中国東北部の地方都市、1970年の終わり頃から30年に渡って、一人っ子政策に翻弄される普通の夫婦の軌跡をたどる。183分と長い作品だが、飽きることなく画面に見入ってしまった。どうでもいい挿話もあ…

「シェイクスピアの庭」

200327 ALL IS TRUE 英 101分 製作・監督・主演:ケネス・ブラナー サー・デイムの称号を持つ3人のシェイクスピア俳優による競演が見もの。 1613年、ロンドンにある劇場グローブ座が舞台装置の不手際で焼け落ち、20年ぶりに故郷のストラトフォード・アポン…

「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」

200423 こんな記録が残されていたとは!1969年5月、あの悲劇的な事件からおよそ1年半前のこと。愚亭は社会人になって3年目。当時の学生運動のことはもちろん知ってはいたが、殊更関心を持って動向を注視していたほどでもなく、こんな熱のこもった激論を戦わ…

「彼らは生きていた」

200321 THEY SHALL NOT GROW OLD (直訳だと「彼らに歳は取らせない」か?)英・NZ合作 99分 製作・監督:ピーター・ジャクソン 予告編を何度か見て、これは絶対に見逃せないと感じた作品。驚愕の作品だ。愚亭も一度行ったことがあるロンドン市内の戦争博物…

オペラ「わが町」

200319 このチラシも、実にオシャレだ。(素晴らしい作品で、なんでも褒めたくなってしまう) 上演が危ぶまれる中、ゴーサインを出した主催者の勇気には恐れ入る。こちらもギリギリまで半信半疑。(ちなみに高齢の姉は、チケットは買ってあったが、さすがに…

「レ・ミゼラブル」

2003 LES MISÉRABLE 2019 仏 104分 脚本・監督:ラジ・リ(マリ生まれ、アフリカ系フランス人 41歳) 凄い作品が出現!パリ近郊モンフェルメイユにある、荒れ果てた団地が舞台。住人は最低限の生活を強いられている、主としてアフリカ系移民たち。見るからに…

「リチャード・ジュエル」

200316 RICARD JEWELL 2019 米 131分 製作・監督:クリント・イーストウッド 間もなく90になろうとする監督が作った作品とは思えない。そう言えば、日本でも100歳で亡くなる前の年に「一枚のはがき」を撮った新藤兼人という凄い監督がいたが。 1996年アト…

「スキャンダル」

200311 BOMBSHELL(爆弾)米 109分 監督:ジェイ・ローチ キャプションにあるハリウッド至高の三大女優はいくら何でも、言い過ぎ。二人はともかく、マーゴット・ロビーは無理! 平凡な展開だ。ただ、ニコール(52)とセロン(44)の競演が楽しみででかけた。ロビ…

「ジュディ 虹の彼方に」

200309 JUDY 米 118分 監督:ルパート・グールド ジュディー・ガーランドという女優、実はよく知らなかったと言うことが、本作を見てよくわかった。もちろん幼少時に出演した出世作「オズの魔法使い」は後年何度か見てはいるが、せいぜいその程度。「スター…

「オペラのアンサンブルを楽しもう#9」@音楽の友ホール

200306 せっかくチケットを購入していたのに、コロナに恐れをなした姉が行かないというので、代わって愚亭が。このホール、前回いつ来たか記憶にないほど、久しぶり。天井が高く音響は悪くないが、床面がまったくフラットで、椅子の配置も、前列席と席の合間…

「ヴォツェック」METライビビューイング

200305 ついに見ることになった本作、実に驚きの舞台だった。ある程度の情報は事前にしっかり仕込んで行ったのだが、まさかこれほどとは!中でも驚くのは演出と装置!一言でカオス、混沌と荒廃に塗りつぶされた舞台と言っていい。細かい作り込みの装置と、高…

「マザーレス・ブルックリン」

200301 MOTHERLESS BROOKLYN 米 144分 製作(共)・脚本・監督・主演:エドワード・ノートン エドワード・ノートン出演作品は随分見ているが、彼がこれほどの才人ということは知らなかった。実話に基づいた原作(1990年代の設定)を、彼が1950年代に置き換え…

「神宮の杜に集う彫刻家たち」明治神宮鎮座百年祭奉祝 奉納展

200227 晴れ上がった空を背景に鳥居がくっきり 久しぶに明治神宮へ。平日の真昼間だが、人影まばらはやはりアレの影響らしい。外国人もほぼすべて西欧系(のようだ)。 この快晴の下、ラッキーな一組 今日の目的は、本殿を囲む回廊に展示されている彫刻群。 …

「画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン」三菱一号館美術館開館10周年記念

200226 ブロガー対象の内覧会へ。 確か4,5年前に、森アーツセンターギャラリーで、「こども展」を見た記憶があるので、それ以来となる”こども展”。 その時とは画家がまったく異なるから、初めて見る作品ばかりで、その点でも、大いに興味をそそられた。一点…

現代のレクイエムを聴きにトリトン・スクエアへ

200224 友人が出演する演奏会へ。今日はまさに春の陽気の中、晴海まで地元(蒲田)合唱団仲間と出かけ、軽く海鮮ランチを楽しんでから、ちょっとした庭に出てテイクアウトのコーヒーとおしゃべりを楽しんだ。花々が咲き乱れ、というのは、まあちょっと言い過…

ドンナ・アンナを聴きに根津へ

200223 地元合唱団の団員の一人が出演する発表会へ。開幕後すぐに登場すると聞いていたので、開演時間に間に合うように着いてみたら、ほぼ満席状態。衣装を着けたキャストたちが、補助椅子を並べたり、大変な盛況ぶり。主催者には嬉しい誤算だったようだ。 …

「男と女 人生最良の日々」

200219 LES PLUS BELLES ANNÉES D'UNE VIE (人生最良の年々)仏 90分 製作(共)・脚本・監督:クロード・ルルーシュ パリ市内を南北へ駆け抜けてたどり着いたのはモンマルトル。 1966年公開の「男と女」、フランシス・レイの名曲と共に映像が一つ一ついつ…

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」

200218 LES TRADUCTEURS 仏・ベルギー合作 105分 監督:レジ・ロワンサール(「タイピスト」2012) 例のダ・ヴィンチ・コードのダン・ブラウンが「インフェルノ」を出版する際に、各国語の翻訳家たちを一堂に集めて缶詰にしたことをヒントにして作ったとか。…

「1917 命をかけた伝令」

20200218 1917 英 119分、製作・脚本・監督:サム・メンデス また戦争映画の傑作が一つ サム・メンデスが自身の祖父から聞いた話を基にして製作したことになっている。第1次大戦で、実際フランス北部の塹壕戦で悲惨な戦いを強いられた祖父は、ほとんどその時…

FACE展 2020 損保ジャパン日本興亜美術賞展 内覧会へ

202014 我が家からは近くもないのに、職場が新宿だったためか、せっせと通ったこの美術館だが、いよいよこの会場での最後の展覧会となった。通称パンタロンビル、旧安田火災海上本社ビルができたのは1976年春。その後、現在の損保ジャパン日本興亜ビルに名前…

フレッシュ名曲コンサートシリーズで種谷典子を聴く

200208 つい先日、「こうもり」の抜粋上演で同じ舞台に乗った種谷典子を聴きに、久しぶりにカミさんと近くのきゅりあんへ。 原田慶太楼は最近テレビで存在を知ったばかりだが、ちょっと変わった経歴である。現在もアメリカ在住で、海外で多く活動しているよ…